保湿剤によるスキンケアは季節に関係なく、年間を通じて続けることが大切です。
保湿剤を正しく塗って皮膚を守りましょう
=保湿剤の役割=
健康な皮膚には角層のバリア機能があり、水分の蒸発や外からの刺激を防いでいます。
しかし、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質といった物質が不足して皮膚が乾燥した
状態(ドライスキン)になると、角層が剥がれてきて隙間ができ、外からの刺激を
受けやすくなります。
保湿剤は、皮膚の水分が逃げないように”ふた”をしたり、皮膚に水分を与えたりする役割を
持っています。健康な皮膚を守るために、季節に関係なく毎日保湿剤を塗ってスキンケア
をしましょう。
● 基本的な塗り方
① 手を清潔にして、保湿剤を取ります。
② 保湿剤を点在させる(点・点と塗りたい場所に数か所取る)
③ 指先ではなく、手の平を使って優しく丁寧に、できるだけ広い範囲に塗ります。
体のシワに沿って塗ると、皮膚に広がりやすくなります。
● 塗り方の工夫
入浴後5分以内に塗りましょう。
保湿剤は皮膚が水分を吸収している入浴後に塗るのが効果的です。
できれば入浴後5分以内に早めに塗るようにしましょう。
塗る前に皮膚を湿らせておきましょう。
保湿剤は皮膚から水分が逃げないように”ふた”をする役割を持っています。
そのため、保湿剤を塗る前に水や化粧水で皮膚を軽く湿らせておくと十分な保湿効果が
得られます。
● 保湿軟膏の塗り方
ワセリンなど保湿軟膏は皮膚の表面に膜をつくり、水分の蒸発を防ぎます。
寒い時期は硬くなるので、手の平で温めて柔らかくして塗りましょう。
硬いまま塗ると、皮膚を傷つける場合があります。
● 保湿剤の選択
保湿剤には、様々な種類があります。季節ごとに使用する種類を変えると良いでしょう。
(季節別選択 → 夏はさっぱりとした使用感の良い物、冬は皮膚を覆う効果に優れたもの)
● 使用量の目安
軟膏やクリームは、人差指の先から第1関節まで伸ばした量
ローションタイプの場合は、1円玉大の量が約0.5gです。この量でおよそ手の面積
2枚分に塗れます。
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