前立腺肥大症はどんな病気?
前立腺肥大症は、大きくなった前立腺が尿道を圧迫して「尿のトラブル」を
引き起こした状態のことをいいます。
前立腺は年齢とともに徐々に大きくなる傾向があり、男性の「尿のトラブル」の
最も多い原因と考えられています。55歳以上の5人に1人が前立腺肥大症と
言われており、多くの男性が悩んでいる疾患です。
☆ 排尿症状 (尿が出にくい)
1、勢いが弱く、時間がかかる
2、いきまないとなかなか出ない
3、おしっこをしている間に何度か途切れてしまう
☆ 排尿後症状 (尿が出きらない)
1、おしっこをしたのに、まだ残っている感じがする
2、トイレのあと、おしっこが漏れてしまうことがある
☆ 蓄尿症状 (尿が十分にためられない)
1、おしっこを我慢できないことがある
2、夜中に何度もトイレに起きてしまう
3、1日8回以上トイレに行く
前立腺肥大症は進行性の疾患です。
前立腺は年齢とともに大きくなり続ける傾向にあるため
前立腺肥大症を放っておくと症状が悪化する可能性があります。
そのため、症状が軽いうちにしっかりと治療を受けることが大切です。
★症状を軽くするための日常生活の工夫★
日常生活を少し工夫するだけで、症状をある程度軽くできる可能性があります。
症状を悪化させないためにも、次のような生活習慣に気をつけましょう。
① 軽い運動や散歩など適度な運動をする
② 尿を我慢しないようにする
③ 適度な水分をとる、過剰な水分を控える
④ アルコールやカフェイン入り飲料を飲み過ぎない
⑤ 刺激の強い食べ物は避ける
⑥ 便秘にならないようにする
⑦ 運転(自動車・自転車)など長時間座った姿勢をとらない
⑧ 下半身を冷やさないようにする
日頃から尿の出具合を観察するなど、症状の変化に気をつけましょう
変化を感じたらすぐに医療機関へ相談して下さい
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