変形性関節症は、関節に痛みや腫れが起こる病気で関節を動かしにくくなります。
進行すると日常生活に支障が出てきます。
全身のあらゆる関節で起こる可能性がありますが
特に体重の負担がかかりやすい膝や股、腰などに多く発症します。
変形性関節症では、軟骨がすり減って関節の隙間が狭くなります。
そのため、滑らかな動きが出来なくなり、摩擦が生じて関節を動かしにくくなります。
また、骨同士がぶつかる事で、骨に棘が出来たり、骨が硬くなったりします。
★日常生活で気をつけること★
① 定期的に運動をしましょう
筋肉を強化し、関節を動かしやすくするために、適度な運動を習慣にしましょう
② 適切な体重を維持しましょう
体に負担がかからないよう、太り気味の方は減量を心がけましょう
★主な治療方法★
変形性関節症の治療の中心は、薬物療法・運動療法などの保存療法です。
効果が不十分な場合には手術を行うことがあります。
① 薬物療法
炎症による痛みや腫れを和らげ、関節の動きが悪くなるのを防ぐために行われます。
非ステロイド性消炎鎮痛剤 =炎症による痛みや腫れを和らげます。
飲み薬の他にテープなどの外用薬や坐薬があります。
ヒアルロン酸やステロイド =関節の機能の改善や、炎症による痛みを軽減するために
関節内に注射します。
② 運動療法
関節の周りの筋肉を鍛え、関節の機能を保つために行われます。
③ 手術療法
薬物療法、運動療法などを行っても症状が良くならない場合などに行われることがあります。
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