定義
痛みは体温、呼吸、脈拍、血圧と並んで、生きていることを示すバイタルサインと
言われています。人の身体や命を守る生命活動に欠かせない役割です。
しかし中には、生命活動に必要でない痛みもあります。必要以上に長く続く痛みや
原因がわからない痛みは大きなストレスとなり、不眠や胃腸不調、うつなど
他の病気を引き起こすきっかけにもなります。
種類
炎症や刺激がある→侵害受容性疼痛 切り傷、火傷、打撲、肩関節周囲炎、頭痛など
神経が障害される→神経障害性疼痛 帯状疱疹後の痛み、坐骨神経痛、糖尿病合併症など
心理的社会的要因→ストレス性疼痛 腹痛、便通不調など
痛みの慢性化が引き起こす悪循環
痛みが軽快せず、1~3か月以上そのまま放置してしまうと慢性化が始まると
考えられています。痛みは、交感神経の緊張と運動神経の興奮を起こし、血管の
収縮や筋肉の緊張へと繋がります。その結果、血行が悪い状態が続いて
「痛みを起こす物質」を多く発生させることにつながります。この「痛みを起こす物質」
は血管を収縮させるので、さらに血行を阻害していくと言う”痛みの悪循環”が起こって
しまいます。
また人は痛みが長く続くような様々なストレスにさらされていると、脳から発される
「痛みを抑える神経」が弱まって、痛みを普段より強く感じたり、痛みが慢性化
することがわかっています。
治療
漢方薬や鍼治療は身体のバランスを整えながら痛みの根源にアプローチします。
血行の改善から自律神経や、本来自らが持つ、気・血・水の力を促すと考えられます。
痛みをそのままにせず、1度当院へいらして下さい。
昨日、外出先で突然頭痛が始まり1個所刺すような痛みがありました。帰宅後、夜間でしたので、取りあえず以前に歯科から処方して貰ったツムラ68の痛み止め(何の痛みにも効くと言われた)を服用したが、変化はありません。
たまたまPCで検索して丁寧な診療をなさっておられると感じたので、診察を受けたいと思います。
本日、土曜日の外来診療はありますか?