糖尿病は発症すると完治することはないとされ、放置するとさまざまな
合併症を引き起こし、末期になると透析治療が必要になります。
そんな糖尿病は、重症化するまでほとんど自覚症状がありません。
一日でも早く自分が「糖尿病予備軍」であることを知って、そこから脱出しましょう!
糖尿病の一歩手前「糖尿病予備軍」とは、今のところ糖尿病とは診断されないものの
血糖値が高めであることから徐々に糖尿病へと移行していく可能性が極めて高い人を
指していいます。
しかし、生活習慣を見直し、食生活の改善や積極的に運動を生活に取り入れることで
糖尿病の発症率が大幅に抑えられることがわかっています。
進行した糖尿病と同様に糖尿病予備軍でも薬物療法やインスリン注射などが併用される
ことはありますが、基本となるのはあくまでも食事療法と運動療法です。
とはいえ、糖尿病だから、あるいはその予備軍だからといって、極端な食事制限は
ありません、栄養が偏らないように、バランスよく色々な食材を食べるように心がけましょう。
注意しなければならないのは、食べ過ぎ、そして肥満(メタボ)です。
自分の標準体重を知ることは減量の目標にもなります。
標準体重= 身長(m)× 身長(m) × 22
まずは食べ過ぎを防ぐために、簡単なことから実行してみましょう。
基本的に毎日決まった時間に食事するよう心がければ、リズムができて食事の量も
一定になります。
さらに・・・
●早食いはダメ! 食事はゆっくりよく噛んで腹八分目を心がける
●大盛皿にせず、一人分を取り分ける
●間食はせず、果物などは食後のデザートに。 夜食も止めましょう
●脂肪を控えるには和食中心のメニューがおすすめ
●外食はエネルギーが高め、お弁当なら自己管理しやすい
またメタボ対策には、運動で身体を動かすことが最も効果的。糖尿病の進行を抑え
合併症を防ぐために運動は大きな効果があります。身体を動かすと血液の循環がよくなり
筋肉に糖分がよく取り込まれるようになるため血糖値が下がるからです。
メタボ予防にはウォーキングやストレッチなど、軽めの運動を20~30分以上
続けるのが効果的です。
典型的な高血糖の症状
●喉が渇き、やたら水を飲む
●いつも身体がだるく、疲れやすい
●尿の量が増え、回数も多くなる
●よくお腹がすき、大量に食べる
●しっかり食べているのに痩せる
このような症状が見られたら糖尿病を疑って医療機関を受診することをおすすめします。
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