中高年以上に起こる関節の痛みの原因の一つにヒアルロン酸など関節成分の減少が
あります。関節痛で最も多い、膝関節を例に痛みの進行を見てみましょう。
● 正常な関節
正常な関節の表面はガラスのようにツルツルした軟骨(硝子軟骨)で覆われています。
これがクッションとして働いて衝撃を吸収したり、関節の動きを滑らかにしたりしています。
● 初期は・・・
軟骨の表面がザラザラして弾力性が低下し、力のかかる部分が段々すり減ってきます。
また、関節を包む滑膜にも炎症が起きます。この時期は階段の昇り降りの時や長時間の歩行で
痛みを感じたりします。
● 進行すると・・・
力のかかる部分の軟骨がなくなります。痛みが段々強くなるだけでなく、膝の変形が生じたり
滑膜の炎症が進んで関節に水がたまることもあります。
関節の痛みは初期から治療することが重要です。早めに整形外科へ受診し
関節軟骨の変形(すり減りなど)を初期から抑えましょう!
日常生活の注意点
● 太腿の筋肉を鍛える運動をしましょう!
大腿四頭筋(太ももの筋肉)の筋力が低下すると、膝への負担が大きくなります。
医師に相談の上、適切な運動を無理のないように続けましょう。
● 太り過ぎに注意しましょう!
体重が増えると、膝への負担が大きくなります。少しでも膝への負担を軽減するために
適切な運動を維持するように心がけましょう。
● 膝を温めて血行を良くしましょう!
膝を温めて、冷やさないように心がけましょう。また長時間の歩行や正座は避け
膝を十分に休ませましょう。
普段から膝をいたわる心掛けが大切です。
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