我が国においてインフルエンザは毎年11月下旬から12月上旬に発生し始め
翌年1月から3月に患者数が増加し、4月から5月にかけて減少していく
しかし、世界的に大流行した2009年の新型インフルエンザでは、8月下旬頃から
感染の拡大がみられるなど、流行の程度とピークは年により異なります。
インフルエンザの代表的な症状としては38度以上の発熱、頭痛、筋肉痛が
あげられますが、高齢者は易感染性であり、特に脱水症状や急性憎悪を起こしやすく
高率に肺炎を合併して死に至ることがあるため注意が必要です。
インフルエンザの予防法として、流行前のワクチン接種、手洗いうがい、適度な湿度
(50~60%)の保持、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、人混みや繁華街への
外出を控える。
インフルエンザワクチンを接種した高齢者は、接種しなかった場合と比べて
死亡の危険を1/5に、入院の危険を約3/1~2/1まで減少させることが期待できる
として、65歳以上の高齢者は予防接種法に基づく定期のインフルエンザ予防接種の
対象とされています。
インフルエンザワクチンを接種された方も、されなかった方もインフルエンザに
かからないよう、十分にお気を付けください。
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