人間の体は、食物を摂取すると血液の中に糖分(血糖値)が増える仕組みになっています。
血糖値の上昇の仕方は、食物によって違います。摂取直後、急激に血糖値が上がる食物と
穏やかに血糖値が上がる食物、こうしたことを表す指標としてGI値が使われています。
急激に血糖値が上がる(GI値が高い)食物を摂取すると、どのようなことが起こるのでしょうか?
血液のなかの糖分は、糖単独では身体の細胞に吸収されません。身体細胞が糖を吸収するには
膵臓から分泌されるインスリンが必要です。
GI値が高い食物を摂取すると、インスリンは急激かつ大量に分泌されます。
すると、より多くの糖が身体細胞に吸収されることになります。
吸収された糖の多くは脂肪として身体細胞に蓄えられるので、GI値が高い食物を摂取すると
肥満に繋がりやすくなるのです。
ところで、夏に人気の食品といえば、そうめんです。
そうめんにはヘルシーな食品というイメージがありますが、小麦粉(炭水化物)を原料とし
製造過程に植物油が使われています。このためGI値も高めです。
肥満対策として、この時期そうめんの食べ過ぎや、そうめんばかりに偏った食生活に
ならないように注意することが必要です。
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