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Okabayashi Clinic

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日本人の高血圧の特徴

日本人の高血圧の特徴

30歳以上の日本人男性の47.5%、女性の43.8%が高血圧です。高血圧者の総数は男女計で約4000万人です。特徴としては

(1)    多い食塩摂取量:高血圧が多く脳卒中が多発した理由の一つとして、食塩の過剰摂取が挙げられます。食塩摂取量が多くなると血圧が高くなる。現在の日本人の食塩摂取量は1日12g程度です。『健康日本21』の食塩摂取量の目標は1日当たり10g未満です、その目標にはいまだ達していません。研究により、食塩摂取量が1日6g低下すれば、30年後の収縮血圧の上昇が9mmHg抑制されます。高血圧患者の塩分摂取量は1日6gに推奨されています。

(2)    肥満度の推移とメタボリックシンドロームの率:本邦は、肥満度の指標であるBody Mass Index(BMI  kg/m2)は、男性では年々増加している。日本ではBMIの平均は23.5前後です。日本の男性では肥満に伴う高血圧が増加しています。平成18年の国民健康・栄養調査では、20歳以上においてメタボリックシンドロームが強く疑われる者の比率は、男性24.4%、女性12.1%でした。

(3)    高血圧未治療者および管理不十分の問題:140/90mmHg以上を高血圧とした場合、本邦の高血圧者のうち、30.40歳代では8割から9割の人が治療を受けていない。降圧治療患者における血圧管理状況を調査している研究では、約半数の患者が通常の診察室血圧で判定しても家庭血圧で判定しても、血圧管理が不十分であることを見出しています。今後厳格な血圧管理が求められています。

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