神奈川県大和市漢方、漢方医、漢方外来、漢方内科、漢方皮膚科、漢方婦人外来、内科、皮膚科、整形外科、小児科、リハビリ科

Okabayashi Clinic

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便秘

10代の学生さん、毎日排便しているものの「お腹の張りがとれない」と受診

学校でオナラを我慢する辛い状態が続いているという

漢方薬を希望され、大建中湯を投与しました。

服用後、お腹の張りが解消され、学校でのオナラの心配も解消された。

学校生活の苦痛がとれたと安堵していました。

大建中湯による腹部膨満感の改善例では、「お腹が温かくなった」という患者さんも

みられます。

夜間頻尿

50代の男性、夜間頻尿で毎晩数回目が覚め、睡眠時間が足りなく体の調子が悪いと受診されました。

西洋医学的な治療を好まないとの事で、漢方薬を処方し様子をみることにしました。

その後の受診で、とても快調、夜にトイレで目が覚めることも少なくなり

翌朝も気持ちよく起きれるようになった。引き続き漢方薬を処方し更に改善することを望みます。

 

[夜間頻尿とは]・・夜間に排尿のために1回以上起きなければならな訴えがあり、そのことにより

困っている状態と定義されます。

夜間頻尿の訴えは特に高齢者に多く、夜間に頻繁に起床することにより、転倒や骨折、朝方覚醒時の

急激な血圧上昇による心血管疾患の発生などのリスクが増すため、声明に関わる重大な問題にも

繋がることがあります。

夜間頻尿を引き起こす主な原因には

① 夜間尿量の増加(夜間多尿)

② 膀胱容量の減少(膀胱蓄尿障害)

③ 睡眠の質の低下や過度に長い就床時間(睡眠障害)

この3つがあるとされていますが、冷えも原因の1つと考えられています。

夜間頻尿でお悩み、お困りの方は、ぜひ1度受診してお話を聞かせてください。

 

不眠

80歳の女性、高血圧、脂質異常症のため通院中の方

不眠のために内服薬を服用中だが、入眠することが出来ないとのこと

他に顔がポッポとしてしまい、眠れないために逆にイライラしてしまう

手足の火照りはなし、夜間尿なし、便秘なし、食欲はある。

口の渇き、口の苦味、舌の炎症が出来やすい、口臭あり。

漢方薬で改善したいとのことで、口が苦い・口内炎も起こしていることから

黄連解毒湯を処方し、様子をみることにしました。

1週間後の受診で、体全体的に調子がいいと喜んでいました。

引き続き漢方薬を処方し、さらに良い方向に改善されることを望みます。

 

アトピー性皮膚炎

30代の女性、幼少期からアトピー性皮膚炎と言われ治療を続けている。

1カ月ほど前から何かにかぶれたわけでもなく、右頬に紅斑と痒み

触れるとザラザラする皮疹が生じた。今までになかった症状が発症し当院を受診。

他院から加味逍遥散を処方され服用していたとのこと

今回、漢方薬から十味敗毒湯と西洋薬の内服と外用薬を処方

顔の乾燥に馬湯・保湿ジェルを塗布していたが、ベトベトするものを塗ると

熱がこもり使いたくないとのことで、保湿ジェルのみとしてみた。

2週間後の受診では、かなり改善したが残っていた。

その後ほぼ消失し、続けて治療をしていきます。

右肩の疼痛

50代後半の女性、1カ月前から右肩の痛みがあり、特に動かすと痛く

近医を受診し画像上は問題がないとのことで、内服薬と湿布を処方され様子をみていたが

一向に改善を示さず当院を受診。

専業主婦で家事を長時間することが多い

運動はしていないが、犬の散歩を1日30分

上肢の冷え、背中が強張る症状があった。

右肩の筋肉に圧痛を認めた。

家事をするのに支障があった。

治療として肩を動かし軽く運動させ、西洋薬の内服と漢方薬(葛根湯)と温湿布の処方

2週間後の再診時には、肩関節の痛みは改善され日常生活に支障を来さないまでになった。

患者さんには笑みがあり満足度は高かった。

 

温清飲を用いた症例

2年前の秋頃から顔面を中心に湿疹が増悪し、痒みが酷くて眠れない日が現れるようになった。

夜間に掻き破ることが多く、仕事中にイライラすることが増えた。

ストレスを強く感じたりした日は夜間の掻き破りが目立つような気がする様子

帰宅はいつも20時頃で、食事や入浴など色々と済ましてからパソコンや携帯電話を使い

時間を過ごしている。

就寝は深夜1~2時で起床は6時半、起きるのが辛い熟眠感がなく、日中の眠気が強い

このような症状、状態で漢方薬を希望され、温清飲を処方しました。

同時に指導したことが

1、就寝までの時間をリラックスして過ごせるように工夫し、パソコンやスマートフォンは

必要がない限り使わないように努力すること、11時までには就寝できるよう努力すること!

2、仕事中でもこまめに体を動かし、肩や顎の力を抜くように意識する!

3、休日も普段の人同じように早く起床し、天気が良ければ必ず屋外で体を動かす等して

気分転換を図るように!

以後の受診で体の調子が凄く良い、続けて服用したいとの事です。

アトピー性皮膚炎の増悪

27歳女性、幼少よりアトピー性皮膚炎あり、大学に進学してからは一時的に症状は

軽くなった。しかし、就職し社会人になって以降、徐々に顔面や頸部に痒みを伴った湿疹が

現れるようになった。他院へ通院し軟膏と痒み止めの内服を処方されているが

症状は一進一退との事で当院へ受診されました。

漢方薬を試してみたいとのこと、温清飲を処方

次の診察時に症状が改善されてきたと大変喜んでいました。

夜間不眠・動悸

80代女性、夜間に頻繁に起こる動悸と、それに伴う不眠でうつの状態

2010年の6月頃より食欲低下と朝の倦怠感、それに対して心療内科で

安定剤を処方されていた。同年の7月には夜間の動悸が出現し、安定剤を服用しても

眠れないとの事でした。動悸の薬として処方されていた薬を服用しても一切効果がなく

動悸は一度も治まることなく不眠が続き、若干の筋力低下、うつ状態を認めている。

不眠のため体力的に弱っており、声も小さい、風邪をよくひいてしまう。

他院で葛根湯を処方されて動悸が酷くなった事や虚弱体質である事から

加味逍遥散を処方し2か月間様子をみました。

その後の受診で、動悸が治まった。夜間時々起きてしまうが安定剤を飲めば再入眠できる。

表情も明るくなり、風邪もひきにくくなった。現在も同処方を続けています。

頭痛・肩凝り・嘔気・不眠

26歳、女性5年前に就職して以来、頭痛・肩凝り・食欲不振・嘔気・イライラ・不安感

気分の落ち込みなどの症状に悩んで心療内科を受診し薬を処方されたが良くならない

との事で当院に受診されました。

漢方薬を希望され、小建中湯を処方

1か月後の受診で心療内科の薬がなくても眠れるようになった。食後の気持ち悪さは

残っているとの事でしたが、同じ処方を続けた。

3か月後の受診、イライラが治らず、生理前には無性に甘い物が食べたくなるとの事で

心気をさらに補う必要があると思われ、寒麦大総棗湯を小建中湯と一緒に服用

4か月後の受診、食後の気持ち悪さがなくなり、気分がよいとの事で同じ薬を続けた。

5か月後、とても気分よく過ごせる。小建中湯の身体の底上げは終了した。

今回は生理痛があったとの事なので当帰建中湯に変更した。

漢方薬を患者さんに効かせる為には、日常の食べ物の延長線上にある漢方薬といえども

ケースバイケースで適切に投薬を調整する必要があると思います。

風邪・発熱・腹痛

3歳の男児、「子供が39度の熱を出して、お腹が痛いと言ってる」との相談の電話

色白でおとなしい子供で、いつもは食欲はあり便秘がち、便が出る前にお腹が痛いと

訴えることがあり、以前に小建中湯(漢方薬)を投与したことがある。

今回も便秘している、全身状態も悪くないようで、すぐ処置すべき重篤な疾患ではない様子

まず、小建中湯を服用させてお腹を温めて様子をみてもらうよう指導

翌日、腹痛治まり解熱したとのこと、夕方には平熱に戻りすっかり元気になりました。