① どんな病気か
肺に出入りする空気の通り道を気道といいますが、鼻や口から声帯までを上気道
その奥の気管支を下気道といいます。風邪は上気道の炎症性の病気なので上気道炎
ともいいます。下気道の炎症は気管支炎であり、さらに奥にある肺の炎症は肺炎ですが
単純な気管支炎までを風邪という場合が多いようです。
② 原因は何か
風邪の原因の9割以上はウイルス感染ですが、一部に溶連菌などの細菌や
マイコプラズマ・クラミジアが関係します。
寒冷や乾燥などは風邪の誘因ですが、厳寒期よりも晩秋や春先などの1日の気温差が激しい時期に
多いこともよく知られています。
風邪の多くは季節との関連が強いのですが、過労や睡眠不足などもあります。もちろん
風邪のほとんどは感染症ですから、周囲に風邪が流行していることが最大の誘因であり
原因であると言えるでしょう。
③ 症状の現れ方
ウイルスの種類によって症状は少しずつ異なります。
通常、体のだるい感じや寒気、喉や鼻の乾燥感などが1~2日続いたあと、喉の痛みや
鼻水、鼻詰まり、頭痛、発熱などが現れます。そのまま治ることも多いのですが
引き続いて咳や白っぽい粘液のような痰が出たりします。咳や痰が出ることは、炎症が
下気道へも広がり始めたことを意味しており、発熱を含めて症状はさらに強くなります。
④ 治療の方法
風邪の治療は大きく2つに分けられます。
体力を弱らせてしまうような症状を抑える対症療法がその1つです。
解熱薬・鎮痛薬・抗炎症薬・うがい薬・整腸薬・点滴などですが
解熱成分・抗炎症成分などをひとつの錠剤や散剤にまとめた総合感冒薬がその代表です。
もう1つは原因療法です。風邪の原因であるウイルスや細菌を直接退治する根本的な治療です。
細菌に効く抗菌薬はたくさんありますが、インフルエンザウイルス以外の風邪ウイルスに効く
薬はまだありません。
⑤ 病気に気づいたら
まずは、自宅で保温・保湿を十分にし、栄養と睡眠をしっかりとりましょう。
それでも、症状がよくならない、またはますます悪くなる場合は医療機関へ受診しましょう。
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