皮膚そう痒症とは、明らかな皮膚の発疹が見られないのに、強い痒みを感じるものです。
皮膚の表面は薄い皮脂という細胞膜で覆われています。この脂肪膜が、皮膚の下にある
角質層にたまった水分の蒸発を防ぐことで皮膚の潤いを保っています。
さらに、細菌などの刺激物の侵入や衣服などによる刺激から皮膚層を守っています。
一般に、皮脂の分泌は思春期から40歳ぐらいまでで、それ以降は減少していきます。
老化に伴って汗や皮膚の分泌が少なくなり、脂肪膜ができにくくなると、本来持っている
防御機能が低下して、皮膚層は乾燥しやすく、軽い刺激にも敏感に反応するようになります。
これが痒みの自覚症状となってあらわれるのです。
特に高齢者は皮膚が乾燥しやすいため、痒みが酷いと眠れない場合もあります。
皮膚が乾燥する秋から冬にかけて痒みが強くなり、汗をかきやすい夏には楽になります。
その他に痒みの原因としては、糖尿病・癌・肝臓病・腎臓病などさまざまな内臓の病気があります。
皮膚の乾燥がないのに頑固な痒みがある場合には医師に相談しましょう!
★痒みを悪化させる環境★
空気の乾燥・・部屋の湿度、ホットカーペット、電気毛布などの使用
衣服による刺激・・ウール、化学繊維などの素材、のりのきいた衣服、体を締め付ける服や下着
気温・・急激な温度変化
入浴・・石鹸・ボディーソープを付けたナイロンタオルやボディーブラシ、硬いスポンジで強くこする
皮膚の乾燥による痒みの治療では、皮膚に潤いを与えることが大切です。
★予防の為にできること★
皮膚を清潔に保ちましょう。
汗をかいたり汚れたりしたら、すぐにシャワーやお風呂で洗い流しましょう。
頻繁な入浴、長湯は皮脂を取り去るので避けましょう。また体のこすりすぎ、石鹸の使い過ぎも控えるか
低刺激性のものを使いましょう。
熱いお風呂は避け、ぬるめのお湯につかりましょう。
部屋の湿度を保つことが大切です。
保湿剤を体にまめに塗りましょう。
皮膚への刺激がある素材の衣類、きつい服の着用はやめましょう。
コメントを残す