ドライスキンによって、表皮細胞から各種痒みのメデイエーターが産生・放出され、C線維を刺激して痒みを生じます。従って、スキンケアによって皮膚の保湿を保つことは、痒みを抑制する上でも有用です。
スキンケアの基本は、清潔に保つことと保湿です。しかし清潔にする目的で強くゴシゴシ洗うのは良くない。石鹸をよく泡立てて、手のひらでなで洗いするくらいで良い。また、アトピー性皮膚炎の場合、入浴によって角層に保持された水分は急速に蒸発し、入浴15分後には失われるので、入浴後できるだけ早く保湿を行うことが肝要です。そして熱い風呂と長い風呂をしないように注意する必要があります。
また、冷却が痒みに有効であることは従来から知られていたが、実際、冷却により皮膚温度が低下することでもたらされる神経の閾値が上昇と、冷感伝達神経の活動による脊髄レベルでの痒みの抑制が確認されています。
また、メントールにより痒みが抑制されることが経験的に知られていますが、これは、冷覚伝達神経末端にTRPM8受容体と呼ばれる冷感受容体が存在しており、メントールがこの受容体に化学的に作用することから、冷却と同様の効果があると考えられています。
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