骨が弱くなる原因は、加齢や生活習慣による骨代謝の乱れです。
骨粗鬆症を招く原因は様々ですが、主なものは加齢と閉経です。
加齢・・・骨の組織や細胞自体が老化する。運動量の減少や老化による腸での
カルシウム吸収率の低下で骨量が減少する。
閉経・・・古い骨を溶かす働き(骨吸収)を抑制する女性ホルモンの分泌量が急激に
減少。骨吸収が進み、骨が弱くなる
次のような生活習慣や生活習慣病も骨粗鬆症のリスクになるので男性も注意が必要です。
● カルシウム不足・・カルシウム摂取量が不足すると、血中カルシウム濃度を上げるために
骨のカルシウムが溶け出し、骨が弱くなる。カルシウムは、神経の伝達や
筋肉の収縮にもかかわるため、血中カルシウム濃度は厳密に調整されている。
● ビタミンD不足・・ビタミンDが不足すると、腸でのカルシウムの吸収率が低下し骨量が減る。
ビタミンDは食事以外でも日光により皮膚で作られる。
● 運動不足・低体重・・骨は運動量と体重に応じた強度を保っている。運動不足や低体重で骨に
かかる負荷が減ると骨が弱くなる。
● 喫煙・・ 血流を悪くし、腸でのカルシウ吸収や、女性ホルモンの分泌を妨げる。
喫煙習慣のある女性は、年齢にかかわらず骨量の低下が見られる。
● 過度な飲酒・・過度な飲酒は胃腸の粘膜を荒らしてカルシウムの吸収を妨げ、利尿作用で
カルシウムの尿への排出を促す。
糖尿病・腎臓病・・骨を構成するタンパク質が不足・変質することで骨量が減少したり
骨が弱くなったりする。
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