神奈川県大和市漢方、漢方医、漢方外来、漢方内科、漢方皮膚科、漢方婦人外来、内科、皮膚科、整形外科、小児科、リハビリ科

Okabayashi Clinic

TEL.046-262-4885

〒242-0021神奈川県大和市中央1-1-2第二近藤ビル2F

ニュース

慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過する全ての腎臓病を指します。

新たな国民病とも言われています。

慢性腎臓病はメタリックシンドロームとの関連が深く、誰でもかかる可能性があります。

腎臓は体を正常な状態に保つ重要な役割を担っているため、慢性腎臓病によって

腎臓の機能が低下し続けることで、さまざまなリスクが発生します。

腎臓は体を正常な状態に保つ働きをもつ、大切な臓器です。

そら豆のような形をした握りこぶしくらいの大きさの臓器で

腰のあたりに左右対称に2個あります。

腎臓の働き

1.老廃物を体から排出する

2.血圧を調整する

3.血液を作る司令官

4.体液量・イオンバランスを調整する

5.強い骨を作る

 

慢性腎臓病の初期には殆ど自覚症状はありません。

それが怖いところです。

進行すると夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れてきます。

これらの症状が自覚されるときは、すでに慢性腎臓病がかなり進行している場合が

多いと言われます。

メタボリックシンドローム(生活習慣病)は慢性腎臓病の危険因子です。

メタボリックシンドロームの人は慢性腎臓病にもなりやすいと言われています。

メタボリックシンドロームを防ぐ事は慢性腎臓病を防ぐ事にも繋がります。

 

腎臓の機能はいったん低下すると元に戻りにくい事が知られています。

腎臓病を悪化させないために生活習慣の見直し

毎日の食事・バランス

定期的な検査を受けましょう!

 

ご自身の腎臓は大丈夫かチェックしてみて下さい。

1.健康診断の尿検査の項目で異常を指摘された事がある

2.尿の色が変だと感じた事がある

3.尿が泡立っていると感じる

4.夜間に何度もトイレに行く

5.顔色が悪いと言われる事がある

6.疲れやすい、疲れが抜けない、息切れがする

7.靴や指輪がきつくなった。むくみを感じる

このような事を感じる方は、かかりつけ医に相談しましょう!

かかりつけ医のない方は医療機関へ受診し相談して下さい。

 

 

花粉症とは

花粉症とは、いったいどんな病気なのでしょうか

スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、クシャミ、鼻水などのアレルギー症状を

起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。

アレルギー性鼻炎は原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。

 

1、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。

* 主なアレルゲン

スギ・ヒノキ・カモガヤ・ブタクサ・シラカンバなど

* 症状

クシャミ・鼻水・鼻詰まりだけでなく目の症状(痒み、涙、充血など)を伴う場合が多く

その他に喉の痒み、皮膚の痒み、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。

 

2、通年性アレルギー性鼻炎

アレルゲンが一年中あるので症状も一年中あります。

* 主なアレルゲン

ダニ・ハウスダスト・ゴキブリなどの昆虫・ペットの毛など

* 症状

喘息、アトピー性皮膚炎などを合併することがあります。

 

花粉カレンダー

代表的な花粉とその飛散時期

だいたいの情報を知っておくと予防や症状の緩和に役立ちます。

日本は南北に細長い地形のために地域差があり、花粉症の原因植物の特徴や飛散時期も

異なります。

例えばスギは北海道や沖縄にはほとんど存在しないため、スギ花粉はありません

一方で北海道にはシラカンバ花粉症が多いなど地域による特徴があります。

 

きちんと花粉症と向き合うためにも

花粉症の基礎知識を知っておきましょう。

ゴールデンウイーク休診日のお知らせ

令和5年 4月29日(土)から5月7日(日)まで休診させて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。

 

令和5年 4月29日(土) 祝日 休診

        30日(日) 休診日

      5月 1日(月) 休診

         2日(火) 休診

         3日(水) 祝日 休診

         4日(木) 祝日 休診

         5日(金) 祝日 休診

         6日(土) 休診

         7日(日) 休診日

         8日(月) 通常診療

 5月8日月曜日より通常通り診療します。

休み中にお手持ちのお薬がなくなってしまわないように充分ご注意お願い致します。

 

                                     =院長 岡林 潤=

 

痒み 搔きたいけど掻いちゃダメ

痒みは重篤な症候ではなくともQOLは確実に低下させます。

掻くことで更なる痒みの原因となります。

そのため痒みや掻きたい衝動を制御することが重要です。

痒みとは、今すぐ掻きたいという欲求を伴った不快な皮膚感覚と定義されます。

一般的な痒みのメカニズムは大きく末梢性機序と中枢性機序に分けられますが

まだ不明点も多く十分に解明されていません。

近年では高齢化社会を反映して加齢に伴う乾燥肌(ドライスキン)が増え

住環境や生活環境による精神的(心因的)ストレスなどの要因によって

起きる皮膚掻痒症も増えていると言われています。

痒いからと掻くことで皮膚症状を悪化させます。更にその刺激が痒みを

引き起こすヒスタミンの分泌を促してしまい痒みを悪化させます。

このように掻くことで「痒みの負の連鎖」に陥ってしまいます。

治療方針

1,原因疾患の治療、原因薬剤、食品の中止

2,掻破による増悪を回避するための対症療法

 (抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬・副腎皮質ステロイド)

3,ドライスキンに対するスキンケア

4,誤った入浴・生活習慣や乾燥した住環境の是正

 

日常の生活で気をつけること

1,入浴時は湯の温度を高くしない

2,タオルなどで皮膚をこすりすぎない

3,刺激物の摂取を控える

4,乾燥しやすい環境では加湿器を用いる

5.刺激性の少ない素材の下着を着用する

 

2023年 春の花粉

日本気象協会の情報から今年の花粉は前シーズンより多く

関東地方では非常に多いと予想されています。

花粉が飛び始める予想、東京で2月11日と発表されています。

まだ飛散開始には至っていなくても、気温が上がると花粉は飛散する可能性が

十分にあるため今後も寒暖差に注意しながら花粉症の方は万全にしましょう!

 

花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。

気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され

翌春の飛散量が多くなると言われています。

 

スギ花粉飛散のピークは、福岡で2月下旬から3月上旬

高松・広島・大阪・名古屋では3月上旬から中旬の予想

金沢・東京・仙台では3月上旬から下旬となるでしょう。

今年は大量飛散が見込まれる所が多いため、ピークの時期も長くなる

可能性があるでしょう

 

スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉が飛び始め

その後ヒノキ花粉のピークが始まります。

福岡・広島では3月下旬から4月上旬

高松では3月下旬から4月中旬の見込み

大坂・名古屋では4月上旬から中旬

東京では4月上旬から下旬にかけてヒノキ花粉飛散のピークを迎えるでしょう

金沢と仙台は4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが

飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。

 

春に向けて気持ちはワクワクしてきますが

花粉症の方は事前に花粉症対策を万全にしておきましょう!

年始のご挨拶

明けましておめでとうございます。

新年は1月5日(木)より診療を行っております。

本年も地域の皆様のお役に立てるよう頑張っていく所存です。

どうぞ宜しくお願い致します。

今年も皆様にとって良い1年でありますように

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

                       院長 岡林 潤

冬バテって知ってますか

あまり聞き慣れない言葉ですが

暑い季節に夏バテがあるように、これからの寒い季節は冬バテが起きやすくなります。

冬になると疲れやすくなったり、気分が沈みやすくなったりする

そう感じているなら、それは気のせいではなく冬バテかもしれません。

寒さは体調不良の大きな原因になります。

寒さにより体は熱を逃がさないようにするため、全身の血管が収縮します。

すると血液によって運ばれるべき酸素や栄養分が充分に届かなかったり

老廃物の回収が遅くなったりすることが疲れに繋がります。

また、冬は暖房によって、内と外の温度差が激しくなっています。

私たち人間は自律神経の働きで体温調整、血管の太さ、心拍数などを自動的に調整しています。

温かくなったり寒くなったりを繰り返していると、その状況に合わせようと体に

大きな負担がかかることで、それが冬バテに繋がります。

冬の日照時間が短くなることで精神的に落ち込みやすくなり、それも冬バテに繋がります。

 

【対策】

冬バテの予防や対策としては、寒暖差をつけないように工夫して、自律神経を整えることが

重要です。外出時には近場でもマフラーや手袋で防寒対策をしましょう。

軽めのエクササイズ、寒くなると外で運動することが億劫になりますが

健康のためには冬こそ体を動かしたい季節です。

寒い季節は筋肉が緊張して固まりやすいので、急に動かすと体を痛める恐れがあります。

室内でできるヨガやストレッチなどで筋肉のコリをほぐす軽めのエクササイズがおすすめです。

日光を体で感じて体内を活動モードに切り替えましょう。しっかりと日光を浴びることも冬バテ対策の1つです。

 

空気が乾燥する冬はインフルエンザなどの感染症やノロウイルスによる食中毒になりやすく

健康上にトラブルを起こすと一気に体調が悪くなります。

新型コロナウイルスも含め、しっかりと対策していくことが必要かと思います。

 

 

年末年始休診のお知らせ

令和4年12月28日(水)より令和5年1月4日(水)まで休診とさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

令和4年12月28日(水)休診日

    12月29日(木)休診

    12月30日(金)休診

    12月31日(土)休診

令和5年 1月 1日(日)休診日

     1月 2日(月)休診

     1月 3日(火)休診

     1月 4日(水)休診日

     1月 5日(木)より通常通り診療

 

  お間違えの無いようお願いいたします。

                       院長 岡林 潤

イボ

イボは医学的にはウイルス性疣贅(ゆうぜい)といいます。

ヒト乳頭腫ウイルスというウイルス感染によって起こります。

人から人に感染しますが、触っただけでは感染せず

皮膚や粘膜の小さな傷などにウイルスが入り感染します。

ウイルス性疣贅にはいくつかタイプがあり、発症部位や形態などによって

いくつかに分けられます。

● 青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)

直径2~3ミリ位で表面は平ら、若い女性のおでこや口の周りに

出来やすいが子供でもみられます。

● 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

手足の末端に多く出る。表面がデコボコしていて子供から大人にまで

みられるが、子供に多い。

● 足底疣贅(そくていゆうぜい)

足の裏にできる、圧力がかかるために殆ど隆起しない。

● 尖圭コンジローマ(せんけいこんじろーま)

皮膚粘膜や陰部にできる。硬くならず乳頭状、鶏頭状のイボ

● 伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)

柔らかく光沢があるため、一般に水イボと呼ばれ子供がプールなどで感染したりする。

 

イボはウイルス性ですのでもちろん移ります。

触っただけでは感染せず切り傷などにウイルスが入った時だけ感染し

イボになります。

イボはカミソリで切り取っても、その傷口からまたウイルスが入り再発

することがあり、傷跡が残ることもあります。

自分でイボを取るのは厳禁です。必ず医師の診断を受けましょう。

イボの治療には凍結、焼灼、腐蝕などで感染細胞を破壊する外科的療法の他

内服薬によってイボのウイルスに作用する内科的療法があります。

イボの種類や発症部位によって適切な治療方法が選ばれます。

イボの治療が進み消失が近くなると特に青年性扁平疣贅ではイボの周囲が赤くなり

同時に痒みが出てきます。

この時に痒いからとイボを掻かないように注意することが必要です。

消失は親イボから始まり周囲の子イボに及ぶ事が多いようです。

 

 

痛風

風が吹いても痛いと言われる痛風

痛風は体内の尿酸が過剰になって結晶化し、関節などに溜まって炎症を引き起こす病気です。

原因となる尿酸はプリン体という物質が肝臓で分解される時に作られます。

痛風は圧倒的に男性に多い病気です。

その理由は痛風の原因である血液中の尿酸濃度にあります。

男性と比較して女性の尿酸濃度はかなり低くなっているのです。

女性ホルモンには腎臓から尿酸の排泄を促す働きがあり女性の尿酸値は男性ほど高くありません。

しかし閉経後、女性ホルモンの分泌が減少すると尿酸値は高くなる傾向があります。

治療法とセルフケアとして生活習慣の改善が第一です。

痛風や高尿酸血症は遺伝的な素因のほか、日々の生活習慣と深い関係にあります。

尿酸値が高い人は生活習慣を見直し、自分でコントロールするようにしましょう。

 

★尿酸値を上昇させないためのひと工夫

 

1,水分を十分にとる

尿酸のほとんどは尿から排泄されるので、尿量を増やすことが大切です。

1日2000ml以上の尿量の確保を目標に十分な水分を。

お勧めは水やお茶などの無糖飲料です。

 

2,アルカリ性食品の野菜や海藻類は積極的に

尿酸を多く排出する上で酸性に傾いている尿を中性化するのにアルカリ性食品が効果的です。

アルカリ性食品は人参などの野菜、わかめ、ひじき、などの海藻類、イモ類、果物、大豆などです。

毎食とるように心がけましょう。

 

3,アルコールは適量を守って

プリン体の含有量にかかわらず、アルコール自体に尿酸値を上昇させる働きがあります。

高エネルギーで食欲を増すため、食べ過ぎに繋がりやすいことも心配です。

普段から適量を守ることが大切です。

 

4,高プリン体食品は少量を楽しむ

尿酸のもととなるプリン体は、ほとんどの食品に含まれているうえ、尿酸値を上げる要因は

プリン体の多い食べ物の摂取のみに限りません。とはいえ、高プリン体食品の過剰摂取は控え

たまに少量を楽しむ程度に食べ過ぎなければ良いでしょう。

 

5,牛乳・乳製品はしっかりと

牛乳や乳製品は尿酸値を下げ、痛風のリスクも増加させない効果があることがわかっています。

1日200gを目安にとるようにしましょう。