神奈川県大和市漢方、漢方医、漢方外来、漢方内科、漢方皮膚科、漢方婦人外来、内科、皮膚科、整形外科、小児科、リハビリ科

Okabayashi Clinic

TEL.046-262-4885

〒242-0021神奈川県大和市中央1-1-2第二近藤ビル2F

ニュース

GW 休診日のお知らせ

4月29日(月)から5月6日(月)まで休診させて頂きます。

 

4月28日(日)(休診日)

  29日(月)(祝日)

  30日(火)休診

5月 1日(水)休診

   2日(木)休診

   3日(金)(祝日)

   4日(土)(祝日)

   5日(日)(休診日)

   6日(月)(振替休日)

 

5月7日(火)より通常通りの診療となります。

お間違えの無いようにお願い致します。

                         = 院長 岡林 潤 =

食物アレルギー食生活のポイント

原因食物がわかったら、加工食品を含めてその食品を除去します。

*ただし原因食物と除去の範囲は1人1人異なりますので主治医と相談して下さい。

生の状態では症状が出ても、加熱することで症状が出ない食品は加熱して食べられます。

基本的に除去食物があっても、主食+主菜+副菜のバランスに気を付ければ栄養が

偏ることはありません。

ただし、牛乳を除去している場合はカルシウムを他の食物でしっかり補いましょう

 

加工食品を利用する際には必ず原材料表示を見ます。卵、乳、小麦、エビ、カニ、蕎麦

落花生には表示の義務があります。それ以外の食品には表示の義務がありません。

疑問があれば製造業者に確認しましょう。

 

卵アレルギーの場合 食べられないもの

鶏卵、鶏卵を含む加工食品

マヨネーズ、肉加工食品(ハム・ウインナーなど)

練り製品(蒲鉾・ちくわ・はんぺんなど)

調理パンなど卵を含む食品や菓子

 

牛乳アレルギーの場合 食べられないもの

牛乳、乳製品、乳製品を含む加工食品

乳製品(ヨーグルト・チーズ・バター・生クリーム・発酵乳・乳酸菌飲料・練乳・

     脱脂粉乳・一般の粉ミルク・アイスクリームなど)

パン、パン粉、カレールー、コンソメの素など乳製品を含む食品

 

小麦アレルギーの場合 食べられないもの

小麦、小麦製品、小麦を含む加工食品

小麦(薄力粉・中力粉・強力粉)、デュラムセモリナ小麦

小麦製品(パン・うどん・麩・マカロニ・スパゲティー・餃子の皮・ビスケットなど)

調味料(穀物酢・ケチャップ・カレールー)など小麦を含む食品

 

大豆アレルギーの場合 食べられないもの

大豆、大豆製品、大豆を含む加工食品

黄大豆、黒大豆(黒豆)、青大豆(枝豆)、大豆製品(豆乳・豆腐・湯葉・厚揚げ

油揚げ・がんも・おから・納豆・きなこ・味噌・醤油など)

 

食品を利用する際には、原材料表示をしっかり確認しましょう!

容器包装された加工食品には、卵、乳、小麦、蕎麦、落花生、エビ、カニの7品目の

表示義務があります。しかしこの7品目以外の原材料には表示義務がないので

表示義務がない食物を除去する場合には、利用する際に製造者に原材料を確認しましょう!

惣菜、弁当、パン屋のパンなど、店頭で販売する食品や、飲食店のメニューには表示義務がないので

利用する際にはお店の人に原材料を確認しましょう!

食物アレルギー

食物アレルギーとは、特定の食品を摂取した後、免疫システムによってアレルギー反応が起き

体に様々な症状が現れることをいいます。

症状の多くは、痒みや発疹といった皮膚粘膜症状ですが、他に消化器症状や呼吸器症状

時には全身性症状として現れることもあります。

★食物アレルギーにより引き起こされる症状

皮膚粘膜症状=痒みや発疹、涙目、目の充血、口唇の腫れなど

消化器症状 =腹痛、嘔吐、下痢など

呼吸器症状 =クシャミ、鼻水、ゼーゼーする、呼吸困難など

全身性症状 =アナフィラキシー、アナフィラキシーショック

 

食物アレルギーの原因となる成分は食物に含まれるたんぱく質です。

アレルギーの原因となるたんぱく質は消化されにくく、小腸から一部吸収され

血管を通って全身に運ばれるときに、皮膚や消化器、気管支などで

アレルギー反応が起こるのです。

 

治療の方法は必要最小限の原因食物を避け、アレルギー反応を引き起こさないように

することと、起きてしまったら、早めに適切な処置をすることが重要です。

1、日常の管理

● 原因食物が何に含まれているか確認しましょう

● 自己判断せずに、専門医の的確な診断に基づいた最小限の食物除去を行いましょう

● 定期的に専門医の診断を受け、治っているかチェックしましょう

● 食事、生活、発作、服薬などの記録をつけましょう

2、発症時の対応

 抗ヒスタミン薬やアナフィラキシー補助治療剤(医師の処方が必要)を使います。

アナフィラキシーショックが現れたら、緊急に医療機関を受診してください

 

新年のご挨拶

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

また旧年中賜りました数々のご厚情に職員一同心より御礼申し上げます。

新年は1月9日(火)より通常通りの診療を行っております。

本年も地域の皆様のお役に立てるよう頑張っていく所存です。

皆様にとって今年1年が良い年でありますよう願っています。

 

                             理事長 岡林 潤

今年も1年ありがとうございました。

本年も多くの方に支えられ、無事に年末を迎える事が出来ました。

今年も多くの方とご縁があった事を、心より感謝申し上げます。

年末年始とお出かけされる事も増えると思います。

お体に気をつけて良い新年を、お迎え下さい。

来年も皆様にとって幸多き1年となりますよう

お祈り申し上げるとともに、これをもって年末の挨拶とさせて頂きます。

皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。

 

                 = 理事長 岡林 潤 =

年末年始休診日のお知らせ

2023年 12月31日(日)から

2024年 1月8日(月)まで休診させて頂きます。

皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解の程お願い致します。

尚、1月9日(火)より通常通り診療致します。

インフルエンザとは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症

ウイルスが体内で増えて熱や喉の痛みなどの症状を引き起こす感染症です。

風邪に比べて症状が重く乳幼児や高齢者では重症化することもあります。

ほとんどの方は1度かかるとその原因となったウイルスに対して抵抗する力が高まります。

そのため季節性インフルエンザに対しては多くの人が免疫を持っています。

新型インフルエンザは前年までは1度も流行したことがないもので

新しいウイルスが原因、もしくは従来のウイルスの遺伝子が突然変異することによって発生

季節性インフルエンザと大きく構造が異なるために、多くの人が免疫を持っていないために

容易に感染が拡大してしまいます。

 

どのような症状=風邪と間違われやすいインフルエンザですが、風邪に比べて高熱が出て

喉の痛みだけでなく関節や筋肉痛を伴います。

風邪と比べて急激に症状が出てきます。

症状が出る部位も局所的ではなく、全身に倦怠感が現れるのも特徴です。

潜伏期間は1~4日(平均2日)で多くの場合は1週間程度で治まりますが

乳幼児や高齢者、基礎疾患を持つ方の中には肺炎を併発したり

基礎疾患の悪化を招く場合があります。

 

インフルエンザと疑われる時は、安易に風邪と判断せずに早めに医療機関へ受診しましょう

発症後48時間以内に抗ウイルス薬の服用・吸引すれば症状が軽減され早く治ることが期待できます。

(対象は1歳以上です)

早めに治療することは自分の身体を守るだけではなく、他の人に移してしまわないという意味でも重要です。

 

★感染経路をきちんと把握しましょう

インフルエンザに感染している人の咳やクシャミ、会話の時に空気中に拡散されたウイルスを鼻腔や気管など

気道に吸入する事で感染します。

感染の多くは、この飛沫感染によると考えられ、ドアノブなどについたウイルスへの接触により

鼻や口などの粘膜や傷口などを通して感染する接触感染も成立します。

 

予防接種について

ワクチンを接種したからといって100%かからないということはありませんが

発症や重症化を防ぐためにも流行前にワクチンを接種することは大切です。

ただしワクチンを接種してから効果が出るまで2週間ほどかかります。

通常の流行期は1~2月ですので、接種時期は12月上旬までが望ましいとされていますが

今年は既に流行も始まってる様子です。効果はおよそ5カ月ほどです。

当院ではインフルエンザワクチン接種を行っています。

数には限りがありますのでご希望の方は早めに接種されることをおすすめします。

 

 

脱水症(2)

脱水症は熱中症のリスクを高めます。

熱中症に潜む脱水症

熱中症とは暑い・蒸し暑い環境で起こる体調不良のことです。

体調不良の症状は脱水症と異常高体温によって起こります。

人間の体は体温が上がり過ぎないように汗による放熱・皮膚からの放熱で

コントロールしています。

汗による放熱→汗が蒸発するときに皮膚から熱を奪い、打ち水のような効果で

          体温を下げています。

皮膚からの放熱→汗をかいていなくても、体で作られた熱は皮膚から外気に逃がします。

          体温が上がると皮膚を流れる血液を増やして、熱を逃がす働きがアップします。

熱中症にならないための注意点

子供・・・体温調整機能が未熟で熱中症になりやすく、大人に比べて身長が低いため

     熱くなった地面からの熱の影響を受けやすい環境で生活しています。

     周りの方が注意を払って見守りましょう

成人・・・屋外作業やスポーツ時の熱中症が多く見られます。暑い場所や暑い時間を

              避けて行動しましょう。

高齢者・・・屋内での熱中症が多く日常生活の中で脱水症に陥りやすくなります。

      エアコンも積極的に利用しましょう。

 

医療機関での診察が必要か迷った時の目安

現場で対処できる→眩暈・立ちくらみ・生あくび・大量の発汗・筋肉の硬直・意識障害がない (Ⅰ度)

            このような症状であれば通常は現場で対応が可能と思えます。

            冷所での安静や体を冷やす、経口的に水とナトリウムの補給をしてください

医療機関へ→1度の症状が改善しない場合

         頭痛・吐き気・倦怠感・虚脱感・集中力判断力の低下 (Ⅱ度)

         意識がハッキリしない(名前、時間がわからない)

         飲み物が飲めない、口からこぼれてしまう

意識障害、痙攣発作などが見られる場合は入院・集中治療が必要となります。

 

熱中症は重症化すると命に係わります。

命を守り後遺症を残さないためにも速やかな対処が大切です。

 

脱水症

脱水症とは、体から水と電解質(塩分)を失うこと

人間の体の半分以上は水分でできています。

この水分は「体液」と呼ばれ体にとって大切な役割を担っています。

体液は主に「水」と「電解質」でできています。

体液は年齢によって割合が異なります。

新生児80% 小児70% 成人60% 高齢者50%

(数値は体重あたりの割合です)

体重の2%以上の体液が失われると脱水症に陥ります。

現れる症状として、微熱、口渇感、体重減少、尿・発汗の減少

 

子供と高齢者は特に注意!

子供が脱水症になりやすい理由

① 成長期は水分を多く必要とし水分の出入りが激しい

② 皮膚や呼吸から失われる水分が大人と比べて多い

③ 汗をかく機能や腎臓の機能が未熟

高齢者が脱水症になりやすい理由

① 体液を溜める筋肉が少ない

② 飲んだり食べたりする量が減っている

③ 喉の渇きや暑さに気が付きにくくなっている

子どもや高齢者は脱水症になりやすいと心得て、日頃から些細な変化を

見逃さないようにしましょう

 

脱水症になると体に様々な変化が現れます。体調不良に加え3つのサインがあったら

脱水症を疑いましょう

① 原因不明の体温上昇

② 急激な体重減少

③ 高齢者で食事以外に水分摂取をしていないことに加え疲労感・倦怠感がある

 

脱水症のチェック方法

① 握手してみる(手が冷たければ疑わしい)

② 舌を見せてもらう(乾いていたら疑わしい)

③ 皮膚をつまんでみる(皮膚がつままれた形から3秒以上戻らなかったら疑わしい)

④ 手親指の爪先を押してみる(赤みが戻るのに3秒以上かかれば疑わしい)

⑤ 脇の下を確認する(乾いていたら疑わしい)

 

脱水症対策には水分補給が欠かせません。

加えてきちんと食事をとるなど規則正しい食生活を心がけましょう

1、体に入ってくる水分・・代謝水・食べ物の水分・飲料水

2、体から出ていく水分・・尿・便・汗・皮膚や呼吸から失われる水分

体に入ってくる水分は、飲料水からとる水分だけではなく

食べ物の水分と食べ物が代謝されることで生まれる水分もあります。

きちんと食事をとることが脱水症対策に繋がります。

 

水分補給方法は年代によって異なります。

乳幼児—自分で判断できないので保護者や管理者が適切に飲ませましょう

小中高生—自由に水分を摂取するよう保護者または指導者が指導し

        制限しないようにしましょう

成人—喉の渇きを感じる前に摂取するようにしましょう

高齢者—こまめに水分補給をしましょう。

      介護が必要な方には介護者が定期的に水分を摂取させるよう心がけましょう

あせも(汗疹)

あせもとは、大量の発汗に伴って、汗の正常な排出が妨げられることで起こる発疹です。

汗を沢山かいた時は、肌に水ぶくれや痒みなどのトラブルを伴うあせもに注意したいもの

あせもは赤ちゃんによく見られる症状ですが、近年では夏の猛暑などによって大人や高齢者に

起こることも珍しくありません

① 原因

夏場など、高温多湿の環境で、大量の汗をかくことが原因で起こります。

汗を排出する管が大量の汗によって詰まり、行き場のない汗が皮膚の中に溜まって

周囲の組織を刺激することで発疹ができます。

暑熱環境や運動でたくさん汗をかいたり、通気性の低い衣服を着ていたり、ギプスを

着けているときなど、汗の量が増え、かつ通気が悪い状態のときによく起こります。

② 対処・予防

衣服や室温を調整し、涼しい環境で過ごしましょう

シャワーをこまめに浴びるなど、皮膚を清潔に保つようにすることも大切です。

通気性や吸湿性がよく、肌あたりの良い木綿などの衣類を選んで着用しましょう

素肌につけるアクセサリー類もあせもを助長することがあるので注意しましょう

汗を大量にかく状態が改善されない場合は、あせもが治らず湿疹化したり

皮膚を掻くことで細菌感染が起こり、とびひ などに進展することがあるため

掻かないようにすることが大切です。

高温多湿の環境では、エアコンをうまく活用するようにして下さい。

吸収性のよい下着や通気性のよい衣類を身に着けて、汗をかいても濡れたままにしない

ようにしましょう。

 

※症状が重い時や、なかなか治らない時には医療機関を受診しましょう!