26歳、女性5年前に就職して以来、頭痛・肩凝り・食欲不振・嘔気・イライラ・不安感
気分の落ち込みなどの症状に悩んで心療内科を受診し薬を処方されたが良くならない
との事で当院に受診されました。
漢方薬を希望され、小建中湯を処方
1か月後の受診で心療内科の薬がなくても眠れるようになった。食後の気持ち悪さは
残っているとの事でしたが、同じ処方を続けた。
3か月後の受診、イライラが治らず、生理前には無性に甘い物が食べたくなるとの事で
心気をさらに補う必要があると思われ、寒麦大総棗湯を小建中湯と一緒に服用
4か月後の受診、食後の気持ち悪さがなくなり、気分がよいとの事で同じ薬を続けた。
5か月後、とても気分よく過ごせる。小建中湯の身体の底上げは終了した。
今回は生理痛があったとの事なので当帰建中湯に変更した。
漢方薬を患者さんに効かせる為には、日常の食べ物の延長線上にある漢方薬といえども
ケースバイケースで適切に投薬を調整する必要があると思います。
頭痛目眩、常にふら付、耳鳴りの連続です。不眠症の状態で
体がだるく、何もやる気がありません。