片頭痛とは、頭の片側または両側が痛んで生活に支障が出る頭痛で、吐き気や嘔吐が生じたり
光や音、においに敏感な状態を伴ったりすることもあります。
ズキンズキンとした痛みがあり、動くと悪化するため、仕事や家事などにも支障をきたす片頭痛
辛い症状に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
=片頭痛の症状=
片頭痛かどうか判断する症状として以下の3つがあげられます。
① 生活に支障が出るほど痛みが重い
片頭痛の場合「動けない・休みたい」と感じるほど重い頭痛が生じ、仕事や家事などに
支障が出ます。体を動かすと痛みが悪化します。
椅子に座った状態で体を前に倒し、頭を左右に振った時に痛みが悪化するようであれば
片頭痛の可能性が高いと考えられます。
② 吐き気や嘔吐を伴う
片頭痛が生じると、消化器の動きにも影響が出るため、吐き気がしたり嘔吐してしまったりする
ことがあります、下痢をすることもあります。
③ 光や音、においに敏感になる
普段であれば気にならない光や音、においに対して敏感になることがあります。
このほか、片頭痛には以下のような症状が見られることがあります。
● 脈打つような活動性の痛み
● 視界がキラキラ光る「閃輝暗点(せんきあんてん)」
これは頭痛が始まる前に出現し、50~60分持続して徐々に消え、その後すぐに頭痛が
始まるとされます。
● 1回の発作が4~72時間継続する
片頭痛の頻度は人によって異なります。環境や生活習慣、鎮痛剤の飲み過ぎなどから
頭痛の頻度が徐々に増えて慢性片頭痛になってしまうことがあります。
この状態になると治療は大変困難になってしまいますので、その前の段階で適切な治療を
受けることをお勧めします。
片頭痛がなぜ起こるのか、メカニズムは完全に解明されていませんが
複数の誘因が引き金となって三叉神経が刺激され、痛みを引き起こす物質が分泌されることで
炎症や血管の拡張が生じて頭痛が起こるとされています。
片頭痛の改善には生活習慣の改善も大切です。
日常生活で出来る片頭痛の対処法
● 規則正しい生活を心がける
● 自分にとっての適正な睡眠時間を探す
● ストレスを上手に発散する
● 痛みがない時は適度な運動をする
● 片頭痛の誘因を出来るだけ避ける (不快に感じる程の光・アルコールなど)
● 片頭痛の発作が始まったら、頭を冷やし、静かな暗い部屋で刺激を避けながら休む
片頭痛を繰り返していると「頭が痛いのが当たり前・頭痛で寝込むのは当たり前」と
感じている人もいるかもしれません。片頭痛の症状は外からは見えないため
周囲の人に苦しみを理解されない辛さもあるのではないでしょうか?
片頭痛を我慢することはありません。
あなたが必要とする適切な治療を受けることが大切です。
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