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食塩と高血圧

食塩と高血圧

食塩が高血圧の要因であることは広く知られてます。

日本や中国、韓国など食塩摂取量が多い地域は他の地域に比べ血圧が高い事

一方で1日当たりの食塩摂取量が1g未満と極端に少ない南米ヤノマモ族では

平均収縮期血圧が100mmHg未満と低く

加齢による血圧上昇もほとんど無いという事です。

食塩摂取量と血圧は、ほぼ直線的な関係にあり食塩摂取量の増加に伴い

血圧が上昇する事が示されました。

 

日本人の食塩摂取量は過去数十年間で減少傾向にあります。しかし平成30年国民健康栄養調査では

1日当たりの食塩摂取量は10.1gと日本高血圧学会による減塩目標である「1日6g未満」

とは大きな隔たりがあり、ほとんどの日本人が必要量をはるかに超える食塩を摂取しています。

 

★ 減塩の意義

減塩の降圧効果には個人差があるものの、介入試験のメタ解析において

食塩の1日摂取量を9.5gから5.1gまで減らすことで高血圧者の血圧は平均で

収縮期血圧5.0mmHg/拡張期血圧2.7mmHg低下し、正常血圧者でもその半分ほどの降圧が

得られることが示されています。

つまり高血圧者では1g/日減塩することで収縮期血圧が1mmHg程度低下することになり

食塩感受性が高い人ではより大きな降圧が期待できます。また、治療抵抗性高血圧患者についても

厳格な食塩制限により大幅な降圧が得られることが報告されています。

 

 

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