インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症
ウイルスが体内で増えて熱や喉の痛みなどの症状を引き起こす感染症です。
風邪に比べて症状が重く乳幼児や高齢者では重症化することもあります。
ほとんどの方は1度かかるとその原因となったウイルスに対して抵抗する力が高まります。
そのため季節性インフルエンザに対しては多くの人が免疫を持っています。
新型インフルエンザは前年までは1度も流行したことがないもので
新しいウイルスが原因、もしくは従来のウイルスの遺伝子が突然変異することによって発生
季節性インフルエンザと大きく構造が異なるために、多くの人が免疫を持っていないために
容易に感染が拡大してしまいます。
どのような症状=風邪と間違われやすいインフルエンザですが、風邪に比べて高熱が出て
喉の痛みだけでなく関節や筋肉痛を伴います。
風邪と比べて急激に症状が出てきます。
症状が出る部位も局所的ではなく、全身に倦怠感が現れるのも特徴です。
潜伏期間は1~4日(平均2日)で多くの場合は1週間程度で治まりますが
乳幼児や高齢者、基礎疾患を持つ方の中には肺炎を併発したり
基礎疾患の悪化を招く場合があります。
インフルエンザと疑われる時は、安易に風邪と判断せずに早めに医療機関へ受診しましょう
発症後48時間以内に抗ウイルス薬の服用・吸引すれば症状が軽減され早く治ることが期待できます。
(対象は1歳以上です)
早めに治療することは自分の身体を守るだけではなく、他の人に移してしまわないという意味でも重要です。
★感染経路をきちんと把握しましょう
インフルエンザに感染している人の咳やクシャミ、会話の時に空気中に拡散されたウイルスを鼻腔や気管など
気道に吸入する事で感染します。
感染の多くは、この飛沫感染によると考えられ、ドアノブなどについたウイルスへの接触により
鼻や口などの粘膜や傷口などを通して感染する接触感染も成立します。
予防接種について
ワクチンを接種したからといって100%かからないということはありませんが
発症や重症化を防ぐためにも流行前にワクチンを接種することは大切です。
ただしワクチンを接種してから効果が出るまで2週間ほどかかります。
通常の流行期は1~2月ですので、接種時期は12月上旬までが望ましいとされていますが
今年は既に流行も始まってる様子です。効果はおよそ5カ月ほどです。
当院ではインフルエンザワクチン接種を行っています。
数には限りがありますのでご希望の方は早めに接種されることをおすすめします。
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