神奈川県大和市漢方、漢方医、漢方外来、漢方内科、漢方皮膚科、漢方婦人外来、内科、皮膚科、整形外科、小児科、リハビリ科

Okabayashi Clinic

TEL.046-262-4885

〒242-0021神奈川県大和市中央1-1-2第二近藤ビル2F

脱水症(2)

脱水症(2)

脱水症は熱中症のリスクを高めます。

熱中症に潜む脱水症

熱中症とは暑い・蒸し暑い環境で起こる体調不良のことです。

体調不良の症状は脱水症と異常高体温によって起こります。

人間の体は体温が上がり過ぎないように汗による放熱・皮膚からの放熱で

コントロールしています。

汗による放熱→汗が蒸発するときに皮膚から熱を奪い、打ち水のような効果で

          体温を下げています。

皮膚からの放熱→汗をかいていなくても、体で作られた熱は皮膚から外気に逃がします。

          体温が上がると皮膚を流れる血液を増やして、熱を逃がす働きがアップします。

熱中症にならないための注意点

子供・・・体温調整機能が未熟で熱中症になりやすく、大人に比べて身長が低いため

     熱くなった地面からの熱の影響を受けやすい環境で生活しています。

     周りの方が注意を払って見守りましょう

成人・・・屋外作業やスポーツ時の熱中症が多く見られます。暑い場所や暑い時間を

              避けて行動しましょう。

高齢者・・・屋内での熱中症が多く日常生活の中で脱水症に陥りやすくなります。

      エアコンも積極的に利用しましょう。

 

医療機関での診察が必要か迷った時の目安

現場で対処できる→眩暈・立ちくらみ・生あくび・大量の発汗・筋肉の硬直・意識障害がない (Ⅰ度)

            このような症状であれば通常は現場で対応が可能と思えます。

            冷所での安静や体を冷やす、経口的に水とナトリウムの補給をしてください

医療機関へ→1度の症状が改善しない場合

         頭痛・吐き気・倦怠感・虚脱感・集中力判断力の低下 (Ⅱ度)

         意識がハッキリしない(名前、時間がわからない)

         飲み物が飲めない、口からこぼれてしまう

意識障害、痙攣発作などが見られる場合は入院・集中治療が必要となります。

 

熱中症は重症化すると命に係わります。

命を守り後遺症を残さないためにも速やかな対処が大切です。

 

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です