理想の食事に一歩でも近づく、あなたに出来そうなコツ
摂取エネルギー量と尿酸値を上げないコツ
「プリン体」が原因と思われがちですが、大きな要因は「食べ過ぎ」・「飲み過ぎ」です。
まずは摂取エネルギー量を抑えること。
おつまみにも注意し。適正飲酒を心掛けることがポイントです。
★摂取エネルギー量を抑えるための工夫★
① 油を控えた調理法で上手にエネルギーダウン
同じ食品でも調理法でエネルギー量はずいぶん変わります。
揚げるよりも網焼き・蒸す・ゆでるなどの料理を選びましょう。
調理法に変化をつけ、柑橘類や香辛料を上手にきかせること、油や塩分の摂り過ぎを
防ぐことが出来ます。
② 肉類は脂肪を減らす食べ方に
肉類は部位によってエネルギー量が異なります。
一般に牛肉は、バラ→サーロイン→肩ロース→肩→もも→ヒレの順に
豚肉は、バラ→ロース→肩ロース→肩→もも→ヒレの順に
エネルギー量が低くなります。できるだけ脂身の少ないものを選びましょう。
鶏肉の場合は皮の部分に脂肪が多いので、取り除くと良いでしょう。
③ 塩分は控えめに
濃い味付けの料理は、主食を食べ過ぎたりお酒を飲み過ぎたりするため
エネルギーオーバーになりがちです。
麺類はつゆを残したり、すでに味付けがされている料理に調味料を足さないことです。
減塩しょうゆなども使い過ぎれば塩分の摂り過ぎに、醤油・ドレッシング類は直接かけずに
小皿に取って軽くつけるようにしましょう。
尿酸とプリン体の関係
血液中の尿酸値が高くなった状態が「高尿酸血症」、さらに血液中に尿酸がたまり続けると
結晶化し、やがて痛風発作を引き起こします。尿酸は、食品中や体内の細胞の中にある
「プリン体」という物質が主に肝臓で代謝されて生じた老廃物です。
★尿酸値を上昇させないための工夫★
① 水分を十分にとる
尿酸のほとんどは尿から排泄されるので、尿量を増やすことが大切です。
1日2000ml以上の尿量の確保を目標に十分な水分を。
(水やお茶などの無糖飲料を、おすすめします)
② 高プリン体食品は少量を楽しむ
尿酸のもととなるプリン体は、ほとんどの食品に含まれているうえ、尿酸値を上げる
要因はプリン体の多い食べ物の摂取のみに限りません。とはいえ、高プリン体食品の
過剰摂取は控え、たまに少量を楽しむ程度に。
高プリン体食品の例 (100gあたり)
300㎎ ~
鶏レバー、真イワシ干物、イサキ白子、あんこう肝酒蒸し
200~300㎎
豚レバー、牛レバー、カツオ、真イワシ、大正海老、真アジ干物、サンマ干物
③ アルカリ性食品の野菜や海藻類は積極的に
尿酸を多く排出するうえで、酸性に傾いている尿を中性化するのにアルカリ性食品が
効果的です。アルカリ性食品はニンジンなどの野菜、わかめ、ひじきなどの海藻類、イモ類
果物、大豆などです。毎食とるように心掛けましょう。
④ 牛乳・乳製品はしっかりと
牛乳や乳製品は、尿酸値を下げ、痛風のリスクも増加させない効果があることがわかっています。
1日200gを目安にとるようにしましょう。
⑤ アルコールは適量を守って
プリン体の含有量にかかわらず、アルコール自体に尿酸値を上昇させる働きがあります。
高エネルギーで食欲を増すため、食べ過ぎにつながりやすいことも心配です。
アルコール適量の目安(1日あたり)
ビール 中瓶1本(500ml)
日本酒 1合(180ml)
ウイスキー・ブランデー ダブル(60ml)
焼酎(35度) 2/5合(約70ml)
ワイン 2杯弱(200ml)
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