高血圧は放っておくと危険です。
なぜ高血圧だといけないのでしょうか
それは血圧の高い状態が続くと心臓や血管に負担がかかる他
動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞、心不全など命に関わる病気になる
危険性が高まることからです。これらの合併症は適切に血圧を下げることで
発症を減らすことができます。
高血圧と深い関係にある臓器には腎臓があります。
腎臓の病気から高血圧を発症したり高血圧が腎臓病に悪影響を及ぼしたりします。
高血圧の患者さんの30%が腎障害を合併されていることが報告されています。
血圧は測定する時の状態や時刻によっても変化します。一般的には1日のうちでは
昼間が高く、夜は低くなります。また緊張やイライラ、不安、体を動かした後などは血圧が変動します。
血圧を測定するたびにその上下に一喜一憂するものではなく、継続的に自分の血圧を記録
することが大切です。毎日、朝と夜に測り記録する習慣をつけましょう。
家庭での血圧の測り方
1、1日2度(朝と夜)測定をしましょう
朝は起床して1時間以内(排尿後、お薬を飲む前、朝食前)
夜は就寝前
2、静かで適当な室温の部屋で、背もたれ付の椅子に足を組まずに腰をかけ1~2分間安静にし
リラックスしましょう
3、測定前に喫煙、飲酒、カフェイン(コーヒー・お茶など)の摂取は控えて下さい
4、測る腕の部分と心臓を同じ高さに保って下さい
5、測定中は会話はしないで下さい
6、測定した値は必ず記録しましょう
高血圧はサイレントキラーといわれるように、短期的にみるとほとんど自覚がありませんが
放っておくと、脳や心臓、腎臓、血管の病気、またそれらが原因となる重大な病気にも
繋がります。
高血圧と判断されたら自覚症状がなくても、早めに治療を始めましょう。
高血圧の治療には生活習慣の改善と薬物療法があります。
生活習慣の改善を実行して、継続するのは難しいですが、しっかり続ければ
薬を軽い種類に変えたり、量を減らしたりできる可能性もあります。
根気強く続けるようにしましょう。
血圧が下がったからといって勝手にお薬を飲むのを止めたり、減らしたりするのは止めましょう
医師の指示に従って治療を続けるようにしましょう。
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