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慢性疲労症候群と漢方治療

慢性疲労症候群と漢方治療

検査で異常がないのに、いつも疲れる、どうすれば良いか?

慢性疲労症候群という病気としての「疲労」は認められながらも、原因はいまだ分かっていません。検査では異常が見つからないのに、いつも疲れやすく、全身倦怠感、食欲不振、集中力の低下、めまいや立ちくらみ、手足の冷え、慢性的な下痢や便秘、朝に弱いなど・・・。漢方医学では、これらの症状を消化機能の低下によるエネルギー不足と考え、漢方薬を用いての治療をしています。

何のつながりもないような症状も、脾胃の機能低下が原因であれば、衰えた脾胃の力を補って、全身に栄養物をめぐらせるエネルギーをつくり出すのが「補中益気湯」の主な作用です。

補中益気湯が適応する病気には、胃下垂症、慢性下痢、子宮脱、痔などの内臓下垂、女性の月経過多、不正出血、帯下、老人性失禁、子供の夜尿症、眼瞼下垂、筋無力症などがあり、いずれも固摂作用の低下によるものです。
補中益気湯は、脾胃の機能低下に着目し、この脾胃を回復させることで、目覚めや胃腸の回復、立ちくらみ、スタミナ、発汗、頻尿、下痢などに効果があります。

補中益気湯は、元気不足を補うという意味なのです。だから、慢性疲労の特徴的な症状にあてはまるものだといえます。

中国の病院では、精密な診断の上、きわめて有効に補中益気湯がさまざまな病気に適応されています。

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