高齢になるとどうしても、食べたい時に食べるという感じで、食生活が不規則になり
便秘の原因となります。また、運動不足や、食物繊維や水分が十分に摂れていないことも
便秘の原因となります。
高齢者の便秘を防ぐ方法は、実は若い人の場合と同じです。
まずは食生活の改善が必要となります。
1日3回、決まった時間での規則正しい食事の習慣は、便秘になりづらくします。
ですから若いころから規則的な排便をしてこなかったり、便秘気味であった人は
高齢になって深刻な便秘に悩まされることが少なくありません。
高齢者や身体が不自由で寝たきりの人の場合などは、便意をもよおしても周囲の対応が遅れる
などして、本人に排便を我慢させてしまうことがあります。それが繰り返されることが
原因になって便秘になってしまうこともよくあります。
周囲の人たちの応援も大切です。
若い人であっても不規則な生活が続くと便秘になってしまうことはよくあります。
食事や睡眠など、規則正しい生活は、さまざまな生活面でよい効果をもたらします。
そんな生活を送るためには、家族や介護職の人など、周囲の人たちの協力も大切になって
きます。例えば運動不足にならないように散歩をさせたり、家の中でもできるだけ
自分の足で歩くように援助しましょう。
そもそも排便には腸の力が必要であり、腸に力を込めるには腹筋を使います。
ですから腹筋の低下は便秘になりやすくなります。便秘になると、どうしてもイライラが
続きがちになったり、認知症の症状が悪化するという報告もあります。
=便秘を防ぐ食材ポイント=
食物繊維を摂る → 根菜・海藻・きのこ・豆・イモ類など
乾物類 → 切り干し大根など
果物類 → バナナ・キウイ・リンゴなど
ご飯を多くとる人→玄米をプラス(全体の半量)
パンを多くとる人→胚芽米やライ麦のパンに変えてみましょう
ヨーグルトにはオリゴ糖を入れる
サラダ油よりオリーブオイルを使う
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