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穏やかな更年期の過ごし方

穏やかな更年期の過ごし方

イライラ、憂鬱、ホットフラッシュ、冷え、不眠、めまいなど更年期障害で現れる症状は

さまざま。更年期と聞くと自分には関係ない、あるいは出来れば避けて通りたいと思っている方も

多いことでしょう。しかし誰しも経験するのが更年期。それならば智恵を知って穏やかに

過ごしてみませんか。

 

● 更年期と女性の一生

更年期とは、体が成熟期から老年期へと移行する時期のことで、女性の場合、閉経前の5年間と

閉経後の5年間を通算した10年間をいいます。

女性の体は7年ごとに変化すると中医学の古典に書かれていますが、これは生殖や成長・発育

ホルモンの分泌などと関連する五臓の「腎」の充実度の変化に関連しています。

女性は14歳で初潮を迎え、21歳で女性としての体が出来上がり、28歳で充実期を迎えます。

42歳頃になるとプレ更年期の年代に入り、更年期障害で現れるような症状がチラホラ出てくるように

なります。そして49歳前後に閉経を迎えます。更年期は、いわば女性の一生の中の通り道で

主に腎の衰えによって起こると考えられ、その道が険しくなるのか、あるいは穏やかなものになるのかは

腎の陰陽バランスや血の充実度などが関係しています。

 

●更年期障害の不快な症状とは

なぜ更年期に不快な症状が出るのでしょうか。それは女性ホルモンのエストロゲンの分泌量と関係が

あります。女性は毎月排卵をしており、卵胞内で卵子が大きくなっていくとエストロゲンが分泌されます。

排卵があればホルモン分泌は維持されますが、加齢と共に排卵が減ると、ホルモンの分泌も減り

ホルモンバランスが崩れることで、自律神経が乱れ不快な症状が出てくるのです。

具体的には、42歳を過ぎる頃から女性ホルモンの分泌量は減少し、40代後半になると徐々に

生理が不規則になっていきます。閉経に向かって半年生理が来なくなったり、あるいは生理が止まらなく

なったりするトラブルも出てきます。また生活習慣の乱れなどから若くても更年期障害のような

症状が現れることもあります。更年期障害の症状は、肩凝りや疲れやすさなどの他、のぼせや発汗

気うつや不眠、粘膜の乾燥などさまざまです。症状は、体質によって個人差があり、人によって全く違います。

例えばAさんはホットフラッシュ。体がカーッとのぼせて汗がダラダラ出ます。しばらくすると体が冷えて

今度は服をたくさん着込みます。

Bさんは家に閉じこもって誰にも会いたくない状態で、昼は外出するのは嫌だし、夜は眠れない。

Cさんは関節痛や肩凝りが辛い。今日は頭が痛いけれど、別の日は肩凝りやホットフラッシュといった具合に

色々な症状が出ることもあります。

 

更年期は人生の1つの転機。あまり思い悩まず、前向きに対応することで、この時期を上手に

乗り越えましょう!

ほんの小さな智恵としてですが、腎のケア・血のケタを知っておいて下さい。

腎を補うポイント=肝腎要という言葉がありますが、更年期対策として、腎と同時に肝をしっかり

補うことが大切です。なぜなら腎と肝はお互いに協力しあう関係にあり、腎が弱くなれば肝が

肝が弱くなれば腎が影響を受けます。穏やかな更年期を迎えるために、腎と同時に肝も積極的に

補いましょう。

血のケア=毎月の生理、妊娠、出産、授乳など、女性は一生を通じて血と密接な関わりがあります。

毎月の生理だけでも積算すれば一生のうちにはかなりの量の血を消耗していることに。

大切なのは、栄養豊富な血をしっかりと補いスムーズに体内を流すこと。そし生理周期を保つことです。

血の不足や流れの低下した状態が続くと、更年期の不快な症状を感じやすくなることもあるので

今、生理不順や生理痛が酷い場合には悪化しないようケアして下さい。

栄養豊富なスープ、積極的に血を補うことで生理中の自分を労わるご褒美スープです。

鶏肉・豚骨・豚足などの滋養たっぷりのご褒美スープで、体を温めながら血を補い「未病先防」をして

穏やかな更年期のために備えましょう。

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