年をとるにつれ、疲れやすくなったり、体のあちこちに不調を感じたりするように
なります。病院に行っても検査では異常なし、年齢だから仕方ないと諦めていませんか?
不調を老化現象ととらえる人もいると思いますが、”老化”と”加齢”は違います。
加齢は木の年輪のように年齢を重ねていくことですが、老化は年齢よりも老けてしまうこと。
加齢に逆らうことはできませんが、漢方で”抗老化”をさせて、いい年のとり方を
目指すことはできます。
漢方医学では、老化現象は腎虚によるものが多いと指摘します。”腎”は腎臓のことではなく
内臓の機能のうちの内分泌系・泌尿・生殖器系・免疫系・中枢神経系の一部の機能ことを
指します。先天的に持っているものですが、年をとるごとに減少します。
ただし、漢方治療によって底上げし、傾き加減を少し和らげることは可能だといいます。
体調は常に一定ではありません。季節によっても大きく変化します。漢方薬を利用すれば
冬は体が冷えるので内側から温めるもの、夏は水分を多く摂取するので水はけをよくするようなもの
といった調整も可能です。耳鳴りがする、目が見えづらいという具体的な症状がある時は
まずは専門医にかかるべきですが、難聴や老眼も腎虚によるものなので、腎を補うことも
プラスに働くはずです。
早めの漢方治療で元気の底上げができたら嬉しいですよね
漢方で体のバランスを整え、足りないものを補うことで健康を保ちましょう。
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