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食塩と高血圧

食塩と高血圧

食塩摂取量が多くなると血圧が高くなることは沢山の研究では証明されています。

食塩を過剰に摂取して、そのほとんどは腎臓から排泄されます。わずかであっても食塩摂取量が排泄量を上回ることが続くと、徐々に体内にナトリウム(Na)が蓄積され、体液量が増加します。それによって血圧が上昇します。これは食塩感受性とも言われています。

食塩摂取量を減らすこと(減塩)により、血圧を低下させることが可能です。『健康日本21』では1日10g未満の塩分摂取を目標としています。日本高血圧学会(高血圧治療ガイドライン)では高血圧患者の生活習慣修正の1つとして1日6g未満を推奨しています。食塩摂取量を1日1.3g減らすと、25歳から55歳までの血圧上昇が5mmHg減少することとされ、脳卒中、心筋梗塞などの心血管疾患が減少することが予想されます。

食塩制限の利点として、1、全身血圧低下、2、糸球体血圧低下、3、腎保護作用、4、血圧日内リズムの正常化、5、脳卒中、心筋梗塞のリスクが低下。減塩は特に糖尿病、虚血性心疾患、脳梗塞の合併症を持っている方にとっては特に大事です。

日本人の場合は現在平均一日12g前後の塩分を取っています。特にみそ汁、お新香、ラーメンの汁の中に塩分が沢山入っています。高血圧の患者では減塩だけでも血圧が下がることがよくあることで是非減塩から治療してください。

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