春になると、あちらこちらの路地や空き地、野原、河原でよもぎが新しい
葉をつけているのを目にします。よもぎは、荒れ地でも繁殖する非常に強い
生命力を持っています。
昔の人は、そんなよもぎを薬草として利用していました。
現在でもよもぎは「ハーブの女王」と呼ばれ、意外なほど多くの場面で利用
されています。
よもぎがもたらす整腸作用
よもぎに含まれる成分の内、もっとも代表的な物は、「クロロフィル」です。
葉緑素として知られる色素で、植物が緑色をしているのはクロロフィルによります。
クロロフィルは食物繊維の5000分の1ほどの小さなものなので、腸の隅々に
行き渡り、腸の繊毛に残った有害物質を取り除く効果が期待できます。
よもぎは昔から体質改善、とくに血液循環の改善に良いとされてきました。
よもぎの成分を調べてみると、よもぎによってもたらされるデトックス(有害物質の
排出)効果が身体全体の調子を整え、結果的に身体の健康によい影響を与えるようです。
よもぎの使用法で、現在でもよく見るのは「草餅」です。
草餅を食べたときの爽やかな口当たりは、よもぎのおかげかもしれません。
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