神奈川県大和市漢方、漢方医、漢方外来、漢方内科、漢方皮膚科、漢方婦人外来、内科、皮膚科、整形外科、小児科、リハビリ科

Okabayashi Clinic

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ニュース

あせも(汗疹)

あせもとは、大量の発汗に伴って、汗の正常な排出が妨げられることで起こる発疹です。

汗を沢山かいた時は、肌に水ぶくれや痒みなどのトラブルを伴うあせもに注意したいもの

あせもは赤ちゃんによく見られる症状ですが、近年では夏の猛暑などによって大人や高齢者に

起こることも珍しくありません

① 原因

夏場など、高温多湿の環境で、大量の汗をかくことが原因で起こります。

汗を排出する管が大量の汗によって詰まり、行き場のない汗が皮膚の中に溜まって

周囲の組織を刺激することで発疹ができます。

暑熱環境や運動でたくさん汗をかいたり、通気性の低い衣服を着ていたり、ギプスを

着けているときなど、汗の量が増え、かつ通気が悪い状態のときによく起こります。

② 対処・予防

衣服や室温を調整し、涼しい環境で過ごしましょう

シャワーをこまめに浴びるなど、皮膚を清潔に保つようにすることも大切です。

通気性や吸湿性がよく、肌あたりの良い木綿などの衣類を選んで着用しましょう

素肌につけるアクセサリー類もあせもを助長することがあるので注意しましょう

汗を大量にかく状態が改善されない場合は、あせもが治らず湿疹化したり

皮膚を掻くことで細菌感染が起こり、とびひ などに進展することがあるため

掻かないようにすることが大切です。

高温多湿の環境では、エアコンをうまく活用するようにして下さい。

吸収性のよい下着や通気性のよい衣類を身に着けて、汗をかいても濡れたままにしない

ようにしましょう。

 

※症状が重い時や、なかなか治らない時には医療機関を受診しましょう!

帯状疱疹

帯状疱疹の原因

子供の頃にかかる病気の1つが水ぼうそう(水痘)、これはウイルス性の病気で

一度発症して治ってしまうと一生感染しません。

ところが、その時のウイルスは死んでなく長い間、体の中の神経節に潜り込んでいたのです。

このウイルスが、病気などで抵抗力が弱くなった時や疲れた時、あるいは加齢により再び活動を

始めることがあります。

これが皮膚の病気「帯状疱疹」です。

帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気

体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。

症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。

通常、皮膚症状に先行して痛みが生じます。その後、皮膚症状が現れるとピリピリ刺すような痛みとなり

夜も眠れないほど激しい場合があります。

多くの場合、皮膚症状が治まると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり

これは「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。

帯状疱疹は頭部から顔面に症状が現れることもあり、目の症状として角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などの

合併症を引き起こすこともあります。

重症化すると視力低下や失明に至ることもあります。

その他の合併症として顔面神経麻痺や耳鳴り、難聴、めまいなども生じます。

 

治療としては、できるだけ初期に治療を始めた方が早く治ります。

原因療法として抗ウイルス剤

対処療法として消炎鎮痛剤が処方されます。

抗ウイルス剤はウイルスの増殖を阻止して治癒を早めます。

神経がまだ破壊されていない初期の段階で使用すれば帯状疱疹後神経痛の予防が出来ます。

 

予防として

体の抵抗力が落ちた時が要注意

加齢、病気、疲労、ストレスなどで体の抵抗力が落ち、ウイルスが活動し始めることで起こります。

完全に帯状疱疹を予防する方法はありませんが、日頃から栄養と睡眠を充分にとり

適度に運動を行うなど、心身の健康に気を配り体力を低下させないことが最も大切です。

8月夏季休診日

8月9日(水)から 8月16日(水)夏季休診日とさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。

 

8月9日(水) 休診日

  10日(木) 休診

  11日(金) 祝日

  12日(土) 休診

      13日(日) 休診日

  14日(月) 休診

  15日(火) 休診

  16日(水) 休診日

 

 8月17日(木) より通常通りの診療となります。

休み中にお手持ちのお薬がなくなってしまわないように充分ご注意お願い致します。

 

                                         院長 岡林 潤

片頭痛(偏頭痛)

片頭痛とは、頭の片側または両側が痛んで生活に支障が出る頭痛で、吐き気や嘔吐が生じたり

光や音、においに敏感な状態を伴ったりすることもあります。

ズキンズキンとした痛みがあり、動くと悪化するため、仕事や家事などにも支障をきたす片頭痛

辛い症状に悩まされている人も多いのではないでしょうか。

=片頭痛の症状=

片頭痛かどうか判断する症状として以下の3つがあげられます。

① 生活に支障が出るほど痛みが重い

片頭痛の場合「動けない・休みたい」と感じるほど重い頭痛が生じ、仕事や家事などに

支障が出ます。体を動かすと痛みが悪化します。

椅子に座った状態で体を前に倒し、頭を左右に振った時に痛みが悪化するようであれば

片頭痛の可能性が高いと考えられます。

② 吐き気や嘔吐を伴う

片頭痛が生じると、消化器の動きにも影響が出るため、吐き気がしたり嘔吐してしまったりする

ことがあります、下痢をすることもあります。

③ 光や音、においに敏感になる

普段であれば気にならない光や音、においに対して敏感になることがあります。

 

このほか、片頭痛には以下のような症状が見られることがあります。

● 脈打つような活動性の痛み

● 視界がキラキラ光る「閃輝暗点(せんきあんてん)」

 これは頭痛が始まる前に出現し、50~60分持続して徐々に消え、その後すぐに頭痛が

 始まるとされます。

● 1回の発作が4~72時間継続する

 

片頭痛の頻度は人によって異なります。環境や生活習慣、鎮痛剤の飲み過ぎなどから

頭痛の頻度が徐々に増えて慢性片頭痛になってしまうことがあります。

この状態になると治療は大変困難になってしまいますので、その前の段階で適切な治療を

受けることをお勧めします。

 

片頭痛がなぜ起こるのか、メカニズムは完全に解明されていませんが

複数の誘因が引き金となって三叉神経が刺激され、痛みを引き起こす物質が分泌されることで

炎症や血管の拡張が生じて頭痛が起こるとされています。

片頭痛の改善には生活習慣の改善も大切です。

日常生活で出来る片頭痛の対処法

● 規則正しい生活を心がける

● 自分にとっての適正な睡眠時間を探す

● ストレスを上手に発散する

● 痛みがない時は適度な運動をする

● 片頭痛の誘因を出来るだけ避ける (不快に感じる程の光・アルコールなど)

● 片頭痛の発作が始まったら、頭を冷やし、静かな暗い部屋で刺激を避けながら休む

 

片頭痛を繰り返していると「頭が痛いのが当たり前・頭痛で寝込むのは当たり前」と

感じている人もいるかもしれません。片頭痛の症状は外からは見えないため

周囲の人に苦しみを理解されない辛さもあるのではないでしょうか?

片頭痛を我慢することはありません。

あなたが必要とする適切な治療を受けることが大切です。

 

 

慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過する全ての腎臓病を指します。

新たな国民病とも言われています。

慢性腎臓病はメタリックシンドロームとの関連が深く、誰でもかかる可能性があります。

腎臓は体を正常な状態に保つ重要な役割を担っているため、慢性腎臓病によって

腎臓の機能が低下し続けることで、さまざまなリスクが発生します。

腎臓は体を正常な状態に保つ働きをもつ、大切な臓器です。

そら豆のような形をした握りこぶしくらいの大きさの臓器で

腰のあたりに左右対称に2個あります。

腎臓の働き

1.老廃物を体から排出する

2.血圧を調整する

3.血液を作る司令官

4.体液量・イオンバランスを調整する

5.強い骨を作る

 

慢性腎臓病の初期には殆ど自覚症状はありません。

それが怖いところです。

進行すると夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れてきます。

これらの症状が自覚されるときは、すでに慢性腎臓病がかなり進行している場合が

多いと言われます。

メタボリックシンドローム(生活習慣病)は慢性腎臓病の危険因子です。

メタボリックシンドロームの人は慢性腎臓病にもなりやすいと言われています。

メタボリックシンドロームを防ぐ事は慢性腎臓病を防ぐ事にも繋がります。

 

腎臓の機能はいったん低下すると元に戻りにくい事が知られています。

腎臓病を悪化させないために生活習慣の見直し

毎日の食事・バランス

定期的な検査を受けましょう!

 

ご自身の腎臓は大丈夫かチェックしてみて下さい。

1.健康診断の尿検査の項目で異常を指摘された事がある

2.尿の色が変だと感じた事がある

3.尿が泡立っていると感じる

4.夜間に何度もトイレに行く

5.顔色が悪いと言われる事がある

6.疲れやすい、疲れが抜けない、息切れがする

7.靴や指輪がきつくなった。むくみを感じる

このような事を感じる方は、かかりつけ医に相談しましょう!

かかりつけ医のない方は医療機関へ受診し相談して下さい。

 

 

花粉症とは

花粉症とは、いったいどんな病気なのでしょうか

スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、クシャミ、鼻水などのアレルギー症状を

起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。

アレルギー性鼻炎は原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。

 

1、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)

原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。

* 主なアレルゲン

スギ・ヒノキ・カモガヤ・ブタクサ・シラカンバなど

* 症状

クシャミ・鼻水・鼻詰まりだけでなく目の症状(痒み、涙、充血など)を伴う場合が多く

その他に喉の痒み、皮膚の痒み、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。

 

2、通年性アレルギー性鼻炎

アレルゲンが一年中あるので症状も一年中あります。

* 主なアレルゲン

ダニ・ハウスダスト・ゴキブリなどの昆虫・ペットの毛など

* 症状

喘息、アトピー性皮膚炎などを合併することがあります。

 

花粉カレンダー

代表的な花粉とその飛散時期

だいたいの情報を知っておくと予防や症状の緩和に役立ちます。

日本は南北に細長い地形のために地域差があり、花粉症の原因植物の特徴や飛散時期も

異なります。

例えばスギは北海道や沖縄にはほとんど存在しないため、スギ花粉はありません

一方で北海道にはシラカンバ花粉症が多いなど地域による特徴があります。

 

きちんと花粉症と向き合うためにも

花粉症の基礎知識を知っておきましょう。

ゴールデンウイーク休診日のお知らせ

令和5年 4月29日(土)から5月7日(日)まで休診させて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。

 

令和5年 4月29日(土) 祝日 休診

        30日(日) 休診日

      5月 1日(月) 休診

         2日(火) 休診

         3日(水) 祝日 休診

         4日(木) 祝日 休診

         5日(金) 祝日 休診

         6日(土) 休診

         7日(日) 休診日

         8日(月) 通常診療

 5月8日月曜日より通常通り診療します。

休み中にお手持ちのお薬がなくなってしまわないように充分ご注意お願い致します。

 

                                     =院長 岡林 潤=

 

痒み 搔きたいけど掻いちゃダメ

痒みは重篤な症候ではなくともQOLは確実に低下させます。

掻くことで更なる痒みの原因となります。

そのため痒みや掻きたい衝動を制御することが重要です。

痒みとは、今すぐ掻きたいという欲求を伴った不快な皮膚感覚と定義されます。

一般的な痒みのメカニズムは大きく末梢性機序と中枢性機序に分けられますが

まだ不明点も多く十分に解明されていません。

近年では高齢化社会を反映して加齢に伴う乾燥肌(ドライスキン)が増え

住環境や生活環境による精神的(心因的)ストレスなどの要因によって

起きる皮膚掻痒症も増えていると言われています。

痒いからと掻くことで皮膚症状を悪化させます。更にその刺激が痒みを

引き起こすヒスタミンの分泌を促してしまい痒みを悪化させます。

このように掻くことで「痒みの負の連鎖」に陥ってしまいます。

治療方針

1,原因疾患の治療、原因薬剤、食品の中止

2,掻破による増悪を回避するための対症療法

 (抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬・副腎皮質ステロイド)

3,ドライスキンに対するスキンケア

4,誤った入浴・生活習慣や乾燥した住環境の是正

 

日常の生活で気をつけること

1,入浴時は湯の温度を高くしない

2,タオルなどで皮膚をこすりすぎない

3,刺激物の摂取を控える

4,乾燥しやすい環境では加湿器を用いる

5.刺激性の少ない素材の下着を着用する

 

2023年 春の花粉

日本気象協会の情報から今年の花粉は前シーズンより多く

関東地方では非常に多いと予想されています。

花粉が飛び始める予想、東京で2月11日と発表されています。

まだ飛散開始には至っていなくても、気温が上がると花粉は飛散する可能性が

十分にあるため今後も寒暖差に注意しながら花粉症の方は万全にしましょう!

 

花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。

気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され

翌春の飛散量が多くなると言われています。

 

スギ花粉飛散のピークは、福岡で2月下旬から3月上旬

高松・広島・大阪・名古屋では3月上旬から中旬の予想

金沢・東京・仙台では3月上旬から下旬となるでしょう。

今年は大量飛散が見込まれる所が多いため、ピークの時期も長くなる

可能性があるでしょう

 

スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉が飛び始め

その後ヒノキ花粉のピークが始まります。

福岡・広島では3月下旬から4月上旬

高松では3月下旬から4月中旬の見込み

大坂・名古屋では4月上旬から中旬

東京では4月上旬から下旬にかけてヒノキ花粉飛散のピークを迎えるでしょう

金沢と仙台は4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが

飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。

 

春に向けて気持ちはワクワクしてきますが

花粉症の方は事前に花粉症対策を万全にしておきましょう!

年始のご挨拶

明けましておめでとうございます。

新年は1月5日(木)より診療を行っております。

本年も地域の皆様のお役に立てるよう頑張っていく所存です。

どうぞ宜しくお願い致します。

今年も皆様にとって良い1年でありますように

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

                       院長 岡林 潤