神奈川県大和市漢方、漢方医、漢方外来、漢方内科、漢方皮膚科、漢方婦人外来、内科、皮膚科、整形外科、小児科、リハビリ科

Okabayashi Clinic

TEL.046-262-4885

〒242-0021神奈川県大和市中央1-1-2第二近藤ビル2F

ニュース

年始のご挨拶

明けましておめでとうございます。

新年は1月5日(木)より診療を行っております。

本年も地域の皆様のお役に立てるよう頑張っていく所存です。

どうぞ宜しくお願い致します。

今年も皆様にとって良い1年でありますように

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

                       院長 岡林 潤

冬バテって知ってますか

あまり聞き慣れない言葉ですが

暑い季節に夏バテがあるように、これからの寒い季節は冬バテが起きやすくなります。

冬になると疲れやすくなったり、気分が沈みやすくなったりする

そう感じているなら、それは気のせいではなく冬バテかもしれません。

寒さは体調不良の大きな原因になります。

寒さにより体は熱を逃がさないようにするため、全身の血管が収縮します。

すると血液によって運ばれるべき酸素や栄養分が充分に届かなかったり

老廃物の回収が遅くなったりすることが疲れに繋がります。

また、冬は暖房によって、内と外の温度差が激しくなっています。

私たち人間は自律神経の働きで体温調整、血管の太さ、心拍数などを自動的に調整しています。

温かくなったり寒くなったりを繰り返していると、その状況に合わせようと体に

大きな負担がかかることで、それが冬バテに繋がります。

冬の日照時間が短くなることで精神的に落ち込みやすくなり、それも冬バテに繋がります。

 

【対策】

冬バテの予防や対策としては、寒暖差をつけないように工夫して、自律神経を整えることが

重要です。外出時には近場でもマフラーや手袋で防寒対策をしましょう。

軽めのエクササイズ、寒くなると外で運動することが億劫になりますが

健康のためには冬こそ体を動かしたい季節です。

寒い季節は筋肉が緊張して固まりやすいので、急に動かすと体を痛める恐れがあります。

室内でできるヨガやストレッチなどで筋肉のコリをほぐす軽めのエクササイズがおすすめです。

日光を体で感じて体内を活動モードに切り替えましょう。しっかりと日光を浴びることも冬バテ対策の1つです。

 

空気が乾燥する冬はインフルエンザなどの感染症やノロウイルスによる食中毒になりやすく

健康上にトラブルを起こすと一気に体調が悪くなります。

新型コロナウイルスも含め、しっかりと対策していくことが必要かと思います。

 

 

年末年始休診のお知らせ

令和4年12月28日(水)より令和5年1月4日(水)まで休診とさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

令和4年12月28日(水)休診日

    12月29日(木)休診

    12月30日(金)休診

    12月31日(土)休診

令和5年 1月 1日(日)休診日

     1月 2日(月)休診

     1月 3日(火)休診

     1月 4日(水)休診日

     1月 5日(木)より通常通り診療

 

  お間違えの無いようお願いいたします。

                       院長 岡林 潤

イボ

イボは医学的にはウイルス性疣贅(ゆうぜい)といいます。

ヒト乳頭腫ウイルスというウイルス感染によって起こります。

人から人に感染しますが、触っただけでは感染せず

皮膚や粘膜の小さな傷などにウイルスが入り感染します。

ウイルス性疣贅にはいくつかタイプがあり、発症部位や形態などによって

いくつかに分けられます。

● 青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)

直径2~3ミリ位で表面は平ら、若い女性のおでこや口の周りに

出来やすいが子供でもみられます。

● 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

手足の末端に多く出る。表面がデコボコしていて子供から大人にまで

みられるが、子供に多い。

● 足底疣贅(そくていゆうぜい)

足の裏にできる、圧力がかかるために殆ど隆起しない。

● 尖圭コンジローマ(せんけいこんじろーま)

皮膚粘膜や陰部にできる。硬くならず乳頭状、鶏頭状のイボ

● 伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)

柔らかく光沢があるため、一般に水イボと呼ばれ子供がプールなどで感染したりする。

 

イボはウイルス性ですのでもちろん移ります。

触っただけでは感染せず切り傷などにウイルスが入った時だけ感染し

イボになります。

イボはカミソリで切り取っても、その傷口からまたウイルスが入り再発

することがあり、傷跡が残ることもあります。

自分でイボを取るのは厳禁です。必ず医師の診断を受けましょう。

イボの治療には凍結、焼灼、腐蝕などで感染細胞を破壊する外科的療法の他

内服薬によってイボのウイルスに作用する内科的療法があります。

イボの種類や発症部位によって適切な治療方法が選ばれます。

イボの治療が進み消失が近くなると特に青年性扁平疣贅ではイボの周囲が赤くなり

同時に痒みが出てきます。

この時に痒いからとイボを掻かないように注意することが必要です。

消失は親イボから始まり周囲の子イボに及ぶ事が多いようです。

 

 

痛風

風が吹いても痛いと言われる痛風

痛風は体内の尿酸が過剰になって結晶化し、関節などに溜まって炎症を引き起こす病気です。

原因となる尿酸はプリン体という物質が肝臓で分解される時に作られます。

痛風は圧倒的に男性に多い病気です。

その理由は痛風の原因である血液中の尿酸濃度にあります。

男性と比較して女性の尿酸濃度はかなり低くなっているのです。

女性ホルモンには腎臓から尿酸の排泄を促す働きがあり女性の尿酸値は男性ほど高くありません。

しかし閉経後、女性ホルモンの分泌が減少すると尿酸値は高くなる傾向があります。

治療法とセルフケアとして生活習慣の改善が第一です。

痛風や高尿酸血症は遺伝的な素因のほか、日々の生活習慣と深い関係にあります。

尿酸値が高い人は生活習慣を見直し、自分でコントロールするようにしましょう。

 

★尿酸値を上昇させないためのひと工夫

 

1,水分を十分にとる

尿酸のほとんどは尿から排泄されるので、尿量を増やすことが大切です。

1日2000ml以上の尿量の確保を目標に十分な水分を。

お勧めは水やお茶などの無糖飲料です。

 

2,アルカリ性食品の野菜や海藻類は積極的に

尿酸を多く排出する上で酸性に傾いている尿を中性化するのにアルカリ性食品が効果的です。

アルカリ性食品は人参などの野菜、わかめ、ひじき、などの海藻類、イモ類、果物、大豆などです。

毎食とるように心がけましょう。

 

3,アルコールは適量を守って

プリン体の含有量にかかわらず、アルコール自体に尿酸値を上昇させる働きがあります。

高エネルギーで食欲を増すため、食べ過ぎに繋がりやすいことも心配です。

普段から適量を守ることが大切です。

 

4,高プリン体食品は少量を楽しむ

尿酸のもととなるプリン体は、ほとんどの食品に含まれているうえ、尿酸値を上げる要因は

プリン体の多い食べ物の摂取のみに限りません。とはいえ、高プリン体食品の過剰摂取は控え

たまに少量を楽しむ程度に食べ過ぎなければ良いでしょう。

 

5,牛乳・乳製品はしっかりと

牛乳や乳製品は尿酸値を下げ、痛風のリスクも増加させない効果があることがわかっています。

1日200gを目安にとるようにしましょう。

オミクロン株対応ワクチン接種について

オミクロン株対応ワクチン(BA1型)

接種の対象者は次の通りです。

① 現行の4回目接種の対象(60歳以上の方、基礎疾患を有する方)の未接種者

② 社会機能を維持するために必要な事業の従業者や年代別を考慮した対象者

③ ①、②に含まれない初回接種を完了した全ての12歳以上の住民

 

接種間隔は最後の接種から5か月以上の間隔をあける

*今後10月下旬を目途に接種間隔を短縮する方向で検討との事です。

 

オミクロン株対応ワクチン接種回数は現時点では1人1回

 

個別接種におけるオミクロン株対応ワクチンの接種開始時期

協力医療機関の開始日は10月1日からとなっております。

当院での開始時期、ご不明な点などございましたらお電話にてお問合せください。

ワクチン接種は全て予約制となっておりますのでご了承ください

秋から冬にかけて多い疾患

これからの時期に気を付ける疾患

まずはインフルエンザです。

例年11月頃から徐々に増え始め、1月頃に流行がピークに達し

4月過ぎに収束する傾向があります。

肺炎や脳炎を発症するリスクもあるため、風邪とは区別して考えるべき

病気と言えます。

冬に流行する季節性インフルエンザはA型・B型になります。

一度かかっても抗体はできず翌年以降も感染します。

2009年H1N1型の新型インフルエンザが世界中で猛威をふるいました。

インフルエンザの主な症状は突然の発熱(38度以上)全身倦怠感や

食欲不振などの全身症状が現れ、関節痛も伴いやや遅れて咳や鼻水などの

呼吸症状が現れます。

特徴として1~3日の潜伏期間を経て突然発症し、感染経路は咳や鼻水を介して

飛沫感染し、38度以上の高熱が3~5日続きます。

 

続いて感染性胃腸炎

ノロウイルスやロタウイルス、細菌や寄生虫などが原因で嘔吐や下痢を主症状とする

感染症です。

感染経路は病原体が付着した手で口に触れる事による接触感染と

汚染された食品を食べる事による経口感染があります。

一般的に夏季は細菌性胃腸炎が冬から春にかけてはウイルス性腸炎が多く発生します。

また嘔吐が続く事により、高齢者の方は誤嚥性肺炎を起こす事があるため

体調の変化に注意しましょう

嘔吐物は想像以上に遠くまで飛び散っています。

便や嘔吐物を処理する時は使い捨て手袋、マスクを着用して処理しましょう。

 

最後に長引く咳です。

風邪をひいてから咳だけが残り、なかなか収まらずに長く続くという症状です。

2週間以上続く咳や、期間が短くても夜間に眠れないほどの激しい咳が続く場合は

風邪ではない可能性もあります。

肺がん・結核・肺炎や心不全・咳喘息・慢性閉塞性肺疾患など重篤な病気の

場合もあるので医療機関への受診をお勧めします。

1回の咳で2キロカロリーのエネルギーを消費するといわれています。

咳が止まらないのはとても辛いものです。

自宅では加湿器を利用して室内の湿度を50~60%に保つ

就寝中に口の中の雑菌が増えます。起床後すぐにうがいをするなどの習慣を

つけるのも良いのではと思います。

 

10月休診のお知らせ

臨時休診のお知らせ

誠に勝手ながら10月11日(火)

休診させて頂きます。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが

どうぞよろしくお願い致します。

 

                 院長 岡林 潤

夏バテ

夏に起こる体の不調が夏バテです。

夏バテの原因には

1,室内外の温度差による自律神経の乱れ

2,高温多湿の環境による発汗の異常

3,熱帯夜による睡眠不足

4,冷たいものの摂り過ぎ

4,水分や塩分の不足による脱水

 

高齢者の夏バテ症状は気づきにくく、症状が悪化しやすいと言われています。

年を取ると暑さや喉の渇きを感じづらくなり、水分補給の回数が減る傾向があります。

また、体温調整機能や体水分量も低下しているため夏バテになりやすいのです。

高齢者は体力や免疫力が低く、1度体調を崩すと治りにくいため、重症化リスクも高まります。

「暑い」という言葉がなくても夏バテの症状がでていないか普段から気にかけてあげることが大切です。

 

★夏バテの症状

・食欲がない

・寝つきが悪い

・ぼーっとしている

・汗の量がいつもより少ない/多い

・熱っぽい

・めまい、立ちくらみがある

・生あくびをしている  などです。

 

サインを見落とすと熱中症になる恐れもあります。

次の症状が見られたら早急な対処と受診が必要です。

 

★熱中症の症状

・頭痛

・吐き気がする/吐く

・だるい

・汗をかかなくなった

・皮膚が乾燥している  などです。

 

夏バテの予防法として

1,ビタミンB1などが含まれる栄養価の高い食品を食べる

豚肉、うなぎ、レバー、子持ちカレイ、紅サケ、玄米、豆腐、さつまいも、蕎麦などがあります。

ただしビタミンB1は水に溶けやすく調理の時に栄養が失われやすい、摂取しても体に吸収されにくい

摂取された後も体外に排出されやすいという特徴があり、不足しやすい傾向にあります。

2,室内での過ごし方を工夫する

3,ぐっすり眠ってその日の疲れを取る

4,適度に運動をする

 

※ 夏バテの症状が重く辛い時や、夏バテが長く続くような時は

  重い疾患が隠れている場合もあります。

  病院などの医療機関で診察を受けましょう ※

 

 

関節の痛みの原因

中高年以上の方に起こる関節の痛みの原因の1つにヒアルロン酸など関節成分の減少があります。

関節痛で最も多い膝関節を例に痛みの進行をみてみましょう

● 正常な関節

正常な関節の表面はガラスのようにツルツルした軟骨(硝子軟骨)で覆われています。

これがクッションとして働いて衝撃を吸収したり、関節の動きを滑らかにしたりしています。

● 初期は

軟骨の表面がザラザラして弾力性が低下し、力のかかる部分が段々すり減ってきます。

また関節を包む滑膜にも炎症が起きます。この時期は階段の昇り降りの時や長時間の歩行で

痛みを感じたりします。

● 進行すると

力のかかる部分の軟骨がなくなります。痛みが段々強くなるだけでなく、膝の変形が生じたり

滑膜の炎症が進んで関節に水が溜まる事もあります。

 

日常生活の注意点

● 太ももの筋肉を鍛える運動をしましょう!

大腿四頭筋の(太ももの筋肉)筋力が低下すると膝への負担が大きくなります。

医師に相談の上、適切な運動を無理のないように続けましょう。

● 太りすぎに注意しましょう!

体重が増えると膝への負担が大きくなります。少しでも膝への負担を軽減するために適切な

体重を維持するように心がけましょう。

● 膝を温めて血行を良くしましょう!

膝を温めて冷やさないように心がけましょう。また、長時間の歩行や正座は避け、膝を十分に

休ませましょう。

 

※普段から膝をいたわる心がけが大切です。